新型コロナウイルス感染症の影響で経済的困窮が広がる中、女性が生理用品を買えなくなるいわゆる「生理の貧困」が顕在化し、女性を取り巻く環境が急速に悪化しています。
滋賀県の「生理の貧困に関する実態アンケート」では、4人に一人が「生理用品の購入に(時々または毎回)苦労している」と回答しています。また、人間関係の希薄化から孤独・孤立も広がり、児童虐待件数、配偶者からの暴力(DV)に係る相談件数、女性・児童の自殺者数など全てが増加しています。
このような状況の中、コープしがは、理念「ともにつくる笑顔あふれる未来」の実現に向けて、草津市社会福祉協議会のチューリップ事業に賛同し、「つながりチューリップ協定」を7/6(水)に締結しました。今後、草津センターと草津事務所に寄付BOXを設置し、組合員へ生理用品の寄付を呼びかけます。
▲草津事務所に設置している寄付BOX。新品の寄付をお願いしています。
貧困・孤独・孤立により不安を抱える女性が、絆・つながりを回復することができるよう、生理用品や食料品の提供を通じて、対象者を必要な相談サービスや各種サービスにつなげることを目的とする草津市社協チューリップ事業の普及、拡大を図るものとする。
※チューリップの花言葉は思いやり。人と人とのつながりが広がり深まることを願って名付けられました。
・相互の活動推進のための情報共有・情報交換に関すること
・事業の周知、啓発に関すること
・草津市にある拠点に寄付BOXを設置し、組合員から食料品および生理用品の寄付の申し出があれば、物品を提供すること
・その他事業支援に関すること
▲「共に手を取り合って、積極的に取り組んでいきたい。」と草津市社協 清水会長
▲「この協定締結をきっかけに、組合員のみなさんが自分に何ができるのか考え、一人ひとりのできるコトが広がってほしい。」とコープしが 白石理事長
▲当日、NHK大津放送局の取材があり、夕方のおうみ630で放映されました
※草津市社会福祉協議会「チューリップ事業」について詳しくはこちら