安全な食品をお届けするために
私たちが口にする食品は、安全であることが大切です。
コープしがでは、多くの生産者や取引先と協力し、産地から食卓までの各段階において安全性を確保し、組合員のみなさまの安心に応える取り組みを進めています。
品質保証だより
食の安全に関する情報「品質保証だより」を、商品カタログ「コープしがマルシェ」にて定期的に掲載中です。
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2022コープきんき品質保証レポート
コープきんき事業連合の品質保証の取り組みについて、わかりやすく紹介しています。
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安全の流れ
STEP.1
生産段階
産地における飼育や栽培・収穫、出荷など、すべての工程に関する管理・記録を点検しています。
STEP.2
製造・加工段階
食品工場における原料仕入れから製品出荷までの工程でのリスク管理を点検しています。
STEP.3
流通段階
物流センターにおける商品受け入れから集品まで、適切な温度管理・商品取り扱いを点検しています。
STEP.4
配達(販売)段階
宅配事業センター・店舗では、商品を適切な温度管理、衛生管理で取り扱います。
商品仕様書の確認
取引先に「商品仕様書」を提出してもらい、点検・管理を行います。商品仕様書とは「商品設計のカルテ」です。食品表示法や各種法令などの遵守、食品添加物自主基準に合致しているかを確認します。
食品工場の点検
食品工場を訪問し、現場点検を行います。商品の製造から出荷までの工程を確認することは、事故を未然に防ぐことにつながります。
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取引先工場点検で確認していること
産直産地の点検
産地の生産者を訪問し、生協版適正農業規範(GAP)点検を行っています。栽培環境や栽培管理状況をお互いの目線で確認しあい、協力して改善を進めていきます。
AZCOM物流センターでの点検
AZCOM物流センターは、取引先から納品される常温品や冷蔵冷凍品、青果品の仕分けを行っている施設です。入荷時の商品温度や商品の破損、賞味期限などを細かくチェックしています。
店舗衛生の取り組み
店内調理加工施設の点検を定期的に行い、清潔な施設の維持に努めています。
商品検査
商品の安全性や品質を確認するため、主にコープきんき事業連合 商品検査センター「コープ・ラボ」において、微生物検査や理化学検査、放射性物質検査などを実施しています。
微生物検査
食品でもっとも多い危害は、微生物による食中毒です。微生物による食品の腐敗などの品質劣化や食中毒を未然に防止するため検査を行っています。また、その商品が衛生的な環境で生産・管理されているかを確認します。
農薬検査
産直農産物を中心に、作物ごとに農薬残留基準に適合しているかを確認しています。生鮮農産物だけでなく、農産物が主原料の加工品やお茶、穀物なども検査しています。
食品添加物検査
加工食品等に甘味、着色、酸化防止などの目的で使用される食品添加物が食品衛生法などの規格基準どおり守られているかを確認しています。
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食品添加物の自主基準 はこちら
放射性物質検査
2011年東京電力福島第一原発事故を契機に、食品中の放射性物質の自主検査を行っています。
Q. 食物などから体内に入った放射性物質はずっと体内に遺るのでしょうか。
Q. できるだけ安全なものを食べたいと思います。食品中の放射性物質はゼロであるべきではないでしょうか。
Q. コープしがは食品中の放射性物質問題についてどのように考えていますか。
動物用医薬品検査
家畜や養殖魚の病気予防や治療の目的で、抗生物質、合成抗菌剤など動物医薬品が使用されます。畜肉やたまご、養殖魚を検査し、食品衛生法に適合しているかを確認しています。
アレルゲン検査
表示にない特定原材料が含まれていないか、また、食品工場の製造過程で意図せずに特定原材料が混入していないかを確認するための検査を行っています。
食品添加物の自主基準
食品添加物基準の考え方
- 科学的な根拠に基づく「リスク評価」
- 最新の研究報告やデータに基づく、安全性の再評価・見直しを継続
- 社会的な仕組みとして「食の安全」を考えていくことを大切に
- 商品包材に明記された添加物を対象に管理
食品添加物の分類
食品添加物は、取り扱い商品には意図的に使用しない食品添加物「不使用添加物」と、制限する内容を確認して、取り扱い商品に使用する食品添加物「使用制限添加物」の2種類に分けられます。
不使用添加物
「不使用添加物」とは?
- 遺伝毒性発がん物質とされる品目
- 指定添加物において、一日摂取許容量(ADI)等が信頼できる機関等で設定されておらず、かつ、十分な科学的データが入手できなかった品目
- 既存添加物においては、ヒトの食経験に関する情報も含め、安全性に関する判断のための科学的データが入手できず、かつ、成分規格等について懸念される情報が存在した品目
「使用制限添加物」とは?
- 不使用添加物ではないが、懸念される問題点が指摘されており、使用制限することが現実的に可能で、それによりリスク低減が図られる品目
- 懸念される問題とは、不純物や代謝物に問題がある、純度など成分規格に不十分な点がある、国が評価していない新しいリスク要因が懸念されるなど