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コープしがについて

理事長メッセージ

「みんなごと」をすすめて、ともにつくる笑顔あふれる未来へ 理事長 白石 一夫

みなさまのご支援、ご協力をいただき、2024年度の事業と活動を円滑にすすめることができました。関わっていただいたすべての方々に感謝いたします。

時代や社会の流れが速くなり、競い合いの世の中の様相がとても強くなっている昨今ですが、思い出されるのは生活協同組合が産声をあげた頃のことです。当時のくらしをめぐる環境は、環境汚染、食品公害などの不安の中、消費者がお金を出し合って、力を合わせて自分たちが納得する食品をみんなで手に入れ、くらしの安心を自分たちで実現していくために生活協同組合が誕生しました。

現在は、その当時からは組合員数や事業高が増えたことに伴い、事業や活動の幅も広がりましたが、今もなお変わらず私たちがめざしていることは「一人ひとりのくらしの想い・願いを協同のカタチにすること」です。「協同のカタチにする」には、聴き、話し、共感し合うというプロセスと時間が必要になりますが、それを大切に運営するからこそ、安心と信頼が高まっていくのだと感じています。2025年度もこのことを軸に置き、コープしがに関わってくださる方々とのつながりがより一層強くなるよう励んでまいります。

また2025年は2つの節目の年となります。一つ目は、「国際協同組合年」です。国連が持続可能な生産と消費、食料安全保障、気候変動対策、地域の人々への医療・福祉、働きがいのある人間らしい仕事の創出、すべての人が参加できる社会づくりなど多くの分野で持続可能な開発目標(SDGs)に貢献している協同組合を評価し、今年を国際協同組合年と定めました。私ども生活協同組合コープしがも価値と意味のある事業と活動をすすめ、県民や地域のみなさまにさらに認知していただけるよう努力してまいります。

もう一つは戦後80年の年にあたります。設立から「よりよき生活と平和」をめざしてきたコープしがとして、大切な一年として位置付けたいと考えています。昨今の情勢は世界中で争いが絶えず、平和とは違う方向へ向かっているかのように感じることも多く、過去の歴史と経験から学び、その知をこの先平和でいるための力とできるよう取り組んでまいります。

私たちが掲げる理念「ともにつくる 笑顔あふれる未来」は、想いや願いを出し合い、共感し合い、ともに考え、そしてかけがえのない人と人とのつながりの中で、笑顔あふれる未来をめざして不断の努力を行うことを誓ったものです。さまざまな地域や団体のみなさんと共生社会の一員として、真面目に地道に、この理念の実践に励んでまいります。

今後とも変わらぬご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。

理事長 白石 一夫


コープしがのシンボルマーク「スパイラル」

シンボルマーク
シンボルマーク

地球上にすむ生物は、一つの生命体から進化した家族であり、それらは地球から多くのことを学び、発展してきました。1993年3月、滋賀県の4生協は“自然・世界とともに発展する生協”をキーワードに「コープしが」として新たに発展しました。
シンボルのスパイラル(うずまき)は、コープの「C」を表すほか、巻貝、蔓、渦、波紋、風などの自然を象徴し、さらに、求心と拡大、進化の軌跡などの発展を象徴しています。
私たちは、いつも大きな共同体の一員であることを意識して生きていきたい。そして、「公平さ」「賢明さ」を大切にしていきたいと思います。
合併趣意書

コープ(生協)とは

コープとは、英語の協同組合「co-operative」の略です。農業協同組合や漁業協同組合など、さまざまな協同組合がありますが、消費者の協同組合を「生活協同組合(生協)」と呼び、「コープ」とも呼ばれています。

コープのしくみ

出資・利用・運営 仕組み図

コープは、平和でより良いくらしをみんなで一緒につくっていくために、一人ひとりがくらしのさまざまな願いを寄せ合って協同し、助け合いながら実現してゆく消費者の組織です。

より良いものをより安く、安全・安心な商品の提供はもとより、地域の皆さんと一緒に、食・環境・平和・福祉などの多彩な取り組みを通じて、誰もがくらしやすい笑顔あふれる社会をめざした活動と事業を行っています。

コープのおいたち

最初の店舗ロッチデール公正開拓者組合の最初の店舗は、現在博物館となっています

コープ(生協)のはじまりは、1844年、イギリスの「ロッチデール」という小さな村にできた「ロッチデール公正開拓者組合」だといわれています。

当時のイギリスは、社会情勢を背景に物価が高く、粗悪な商品が流通していました。混ぜもののない、量目にごまかしのない商品を手に入れるために、28人の織物工が苦しいくらしの中から一年をかけて一人1ポンドを積み立てて、食料品などを共同で仕入れ分配する事業を取り入れたのです。

その小さな輪が世界中に広がり、今では10億人を超える人々が協同組合に参加し、世界最大の非政府組織(NGO)となっています。

コープしがの理念・ビジョン

理念 ともにつくる 笑顔あふれる未来

コープしが2030年ビジョン
~やくだつ・つながる・ひろがる~

2030年のコープしがは…

  1. 食の安全・安心を大切に、一人ひとりのくらしへの役立ちを高め、生涯を通じて利用できる事業をつくりあげています。
  2. 誰もが安心してくらせることをめざし、地域の中での役割を担っています。
  3. 大多数の人々の理解と共感、つながりを力に、持続可能な社会への取り組みを広げています。
  4. 組合員と生協で働く誰もが活き活きと輝き、より良いくらしづくりをめざして持続可能な経営を続けています。
第二期計画図


第Ⅱ期(2024~2026年度)
“やくだつ・つながる・ひろがる”計画(第10次中期計画)

理念と2030年ビジョン
コープしがでは、コープしが理念「ともにつくる笑顔あふれる未来」でめざす「笑顔あふれる未来」を実現するための通過点として、2021年度からの10年間で「コープしが2030年ビジョン」を策定しています。
中期計画の位置づけと課題認識(つながりづくり)
2024年度を初年度とする第10次中期計画(2024~2026年度)は、「コープしが2030年ビジョン」"~やくだつ、つながる、ひろがる~"の実現をめざす中間の3年間となるため、「第Ⅰ期"やくだつ、つながる、ひろがる"計画」の土台づくりを継承し、2030年ビジョンで描くコープしがの姿を実現するための継続する施策となります。
「第Ⅱ期"やくだつ、つながる、ひろがる"計画」では、コープしがの現在の姿をブラッシュアップして、これからもずっとコープしがへ寄せられる期待に応え続け、ふだんのくらしにもっと"やくだち"続けるために「コープしがはどう変わっていけばいいか」2030年時点でも"やくだち"続けるための「つながりづくり」をめざします。
重点課題

《ビジョン1》(2030年のコープしがは…)

食の安全・安心を大切に、一人ひとりのくらしへの役立ちを高め、生涯を通じて利用できる事業をつくりあげています。

《ビジョン2》(2030年のコープしがは…)

誰もが安心してくらせることをめざし、地域の中での役割を担っています。

《ビジョン3》(2030年のコープしがは…)

大多数の人々の理解と共感、つながりを力に、持続可能な社会への取り組みを広げています。

《ビジョン4》(2030年のコープしがは…)

組合員と生協で働く誰もが活き活きと輝き、より良いくらしづくりをめざして持続可能な経営を続けています。
コープしが 2030ビジョン~やくだつ・つながる・ひろがる~

さまざまな事業や活動を行っています

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