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コープしがについて

理事長メッセージ

「みんなごと」をすすめて、ともにつくる笑顔あふれる未来へ 理事長 白石 一夫

2023年3月、生活協同組合コープしがは設立30周年を迎えました。おかげさまで、設立当時7万人だった組合員数は22万に広がりました。今日まで組合員、役職員、お取引先、関係する諸団体のみなさまのご協力やご支援のもと、生協運動をすすめられてこられたことに深く感謝し心からお礼申し上げます。

2022年度は内外の情勢から物価が高騰し、組合員のくらしは厳しさが増しています。組合員のくらしを守る砦として、知恵と工夫を凝らして様々な取り組みをすすめましたが、さらなる役割発揮が必要であったと認識しています。一方で地域に目を向けると、格差問題や生活困窮、孤立などが顕在しており、このような社会課題に対して地域のセーフティーネットの1つとしてコープしがの特性を活かせないかと考えています。その実践に向けて、多くの市町や社会福祉協議会と“コープしがの事業や活動を通して、一緒に地域を見守ることを趣旨とした協定”の締結をすすめることができました。

コープしがは、世界105か国に広がる協同組合の国際組織(ICA)の「協同組合のアイデンティティ・価値・原則」にある「第7原則:コミュニティーへの関与」が重要であると考えています。2030年に向けたビジョン「やくだつ・つながる・ひろがる」には、組合員のくらしへの役立ちを高めるために、コミュニティーの持続的な発展に、コープしがが関わり寄与することを掲げ、理念「ともにつくる 笑顔あふれる未来」を目指しています。

とりわけ設立から30年の節目となる今年は、「みんなごと」をあいことばに事業・活動・運営をすすめてまいります。自分のことではないことは、他人ごととして切り分けてしまうような世相があるように思えます。日常において、「他人ごと」にしてしまっていることがあるのではないでしょうか?あらためて「みんなごと」という意識をもって、関わることを避けずに「受け止める」、そして「みんなで解決していく」。一人ひとりが、このような習慣を身につけて、地域とともに未来を展望できる生活協同組合コープしがへ、勢いをつけていきたいと考えています。

引き続きコープしがへの、みなさまのご理解とお力添えをよろしくお願いします。

理事長 白石 一夫


コープしがのシンボルマーク「スパイラル」

シンボルマーク
シンボルマーク

地球上にすむ生物は、一つの生命体から進化した家族であり、それらは地球から多くのことを学び、発展してきました。1993年3月、滋賀県の4生協は“自然・世界とともに発展する生協”をキーワードに「コープしが」として新たに発展しました。
シンボルのスパイラル(うずまき)は、コープの「C」を表すほか、巻貝、蔓、渦、波紋、風などの自然を象徴し、さらに、求心と拡大、進化の軌跡などの発展を象徴しています。
私たちは、いつも大きな共同体の一員であることを意識して生きていきたい。そして、「公平さ」「賢明さ」を大切にしていきたいと思います。
合併趣意書

コープ(生協)とは

コープとは、英語の協同組合「co-operative」の略です。農業協同組合や漁業協同組合など、さまざまな協同組合がありますが、消費者の協同組合を「生活協同組合(生協)」と呼び、「コープ」とも呼ばれています。

コープのしくみ

出資・利用・運営 仕組み図

コープは、平和でより良いくらしをみんなで一緒につくっていくために、一人ひとりがくらしのさまざまな願いを寄せ合って協同し、助け合いながら実現してゆく消費者の組織です。

より良いものをより安く、安全・安心な商品の提供はもとより、地域の皆さんと一緒に、食・環境・平和・福祉などの多彩な取り組みを通じて、誰もがくらしやすい笑顔あふれる社会をめざした活動と事業を行っています。

コープのおいたち

最初の店舗ロッチデール公正開拓者組合の最初の店舗は、現在博物館となっています

コープ(生協)のはじまりは、1844年、イギリスの「ロッチデール」という小さな村にできた「ロッチデール公正開拓者組合」だといわれています。

当時のイギリスは、社会情勢を背景に物価が高く、粗悪な商品が流通していました。混ぜもののない、量目にごまかしのない商品を手に入れるために、28人の織物工が苦しいくらしの中から一年をかけて一人1ポンドを積み立てて、食料品などを共同で仕入れ分配する事業を取り入れたのです。

その小さな輪が世界中に広がり、今では10億人を超える人々が協同組合に参加し、世界最大の非政府組織(NGO)となっています。

コープしがの理念・ビジョン

理念 ともにつくる 笑顔あふれる未来

コープしが2030年ビジョン
~やくだつ・つながる・ひろがる~

2030年のコープしがは…

  1. 食の安全・安心を大切に、一人ひとりのくらしへの役立ちを高め、生涯を通じて利用できる事業をつくりあげています。
  2. 誰もが安心してくらせることをめざし、地域の中での役割を担っています。
  3. 大多数の人々の理解と共感、つながりを力に、持続可能な社会への取り組みを広げています。
  4. 組合員と生協で働く誰もが活き活きと輝き、より良いくらしづくりをめざして持続可能な経営を続けています。

第Ⅰ期(2021~2023年度)の期間中にコープしが設立30周年を迎えます。
コロナ禍を乗り越えて、みんなで喜び楽しみをもって迎える2023年を記念の年にしていきましょう。

2030ビジョン


第Ⅰ期(2021~2023年度)
“やくだつ・つながる・ひろがる”計画(第9次中期計画)

位置づけと課題認識(土台づくり)
2021年度を初年度とする第9次中期計画(2021~2023年度)は、「コープしが2030年ビジョン」“~やくだつ、つながる、ひろがる~”の実現をめざす最初の3年間となるため、「第Ⅰ期“やくだつ、つながる、ひろがる”計画」と位置づけ、2030年ビジョンで描くコープしがの姿を実現するための施策を定めます。「第Ⅰ期“やくだつ、つながる、ひろがる”計画」では、コープしがの現在の姿をあらためて見直すことから始めます。そして、これからもずっとコープしがへ寄せられる期待に応え続け、ふだんのくらしにもっと“やくだち”続けるために「コープしがはどう変わっていけばいいか」をあらためて考え実践することにより、2030年時点でも“やくだち”続けるためのしっかりとした「土台」をつくりあげます。
重点課題

《ビジョン1》(2030年のコープしがは…)

食の安全・安心を大切に、一人ひとりのくらしへの役立ちを高め、生涯を通じて利用できる事業をつくりあげています。

《ビジョン2》(2030年のコープしがは…)

誰もが安心してくらせることをめざし、地域の中での役割を担っています。

《ビジョン3》(2030年のコープしがは…)

大多数の人々の理解と共感、つながりを力に、持続可能な社会への取り組みを広げています。

《ビジョン4》(2030年のコープしがは…)

組合員と生協で働く誰もが活き活きと輝き、より良いくらしづくりをめざして持続可能な経営を続けています。
コープしが 2030ビジョン~やくだつ・つながる・ひろがる~

さまざまな事業や活動を行っています

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