地域の図書館で、簡単に読めそうなイスラム教に関する本をかりて、読みました。
禁止事項が多いイメージがあったイスラム教ですが、その元になる考え方を知ることで、身近に感じることができるようになりました。次はヒンズー教など他の宗教についても学んでいくことで、多様な考え方や生活習慣を知っていきたいです。
戦争や平和に関する本を読もうと思い、スパイラル7月号「夏休みにおすすめの本」として紹介されていた「大久野島からのバトン」という、過去に毒ガス兵器を作っていた島を訪れた少女たちの物語を読みました。
読み進めながら、大久野島の存在も大久野島で行われていたこともなにも知らなかったということを痛感しました。私は、この本の中にでてくる主人公の香織・清海の友だちのように、戦争の体験・実状を聞いたり、考えたりすることに抵抗がありました。想像するだけで怖くて心が重くなる感覚になるからです。しかし、この本を読んで、怖くても、胸が苦しくなっても、それでも戦争を経験していない私たちが知らないといけないことがあると感じました。14歳で大久野島にやってきて毒ガスの製造に関わって自身も戦争の被害者である大久野島毒ガス資料館、元館長の進一が、実際に毒ガスを使用された中国の小さな村を訪ねて、戦争の被害者に不安ながらも会いに行ったように、香織と清海とその仲間が館長からの手紙を読んで、人生について考えたように、「戦争をやってる最中、もし、これはまちがっていると気づいたとき、どうすればいいのか?」と考えたように、戦争を経験していない私たちこそ、知って・考えなければいけないのだと思いました。
小学生向けの本ですが、大人が読むのにもおすすめです。