お知らせ

新年、あけましておめでとうございます

昨年も組合員のみなさんからは、「家族で生協の商品を食べました。とてもおいしくて笑顔で食事ができました」「職員さんには、いつも親切にしていただき嬉しく思っています」などの声をたくさんいただきました。また、日々のくらしは厳しいけれども、さまざまな工夫をして明るく楽しく暮らそうとされている組合員の姿に触れる機会もたくさんありました。

地域に向けては、行政の子育て支援事業（おむつ宅配）の受託や地域の見守りなど、宅配事業のノウハウを生かして役割を発揮することができました。

一方で、2022年以降の物価高騰は、年々私たちのくらしに大きく影響を及ぼしています。そのような中でも生活協同組合コープしがに寄せられる「安全な食を求めたい」「生産者の顔が見える商品を手に入れたい」「できるだけ国産・地産地消のものを選びたい」という組合員の願いと期待に応えるべく、役職員一同、様々な努力を積み重ねてまいりましたが、厳しさを増す組合員のくらしに大きく貢献するまでには至っておらず、さらなる努力が必要と実感しています。

さて、コープしがの2025年の事業や活動のテーマは「楽しい」です。コープしがとの関わりを通して、組合員や県民のみなさんに「楽しい」と体感してもらえるよう事業や活動を進めてまいります。生協が、みなさんのくらしを小さな「楽しさ」で彩る役割を担うことができれば、みなさんと一緒に、理念「ともにつくる　笑顔あふれる未来」に近づくことができると考えています。「楽しさ」のあるくらしを「みんなごと」を合言葉に、ともにつくっていきましょう。

今年は、国連総会で決議された２回目の国際協同組合年です。“誰一人取り残さない”持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）に向けた協同組合の実践に対する、評価と期待があっての国際年といえます。

また、日本が戦後８０年を迎える年でもあります。地球上にある一つひとつの命が、当たり前に尊ばれる日が一日でも早くやってくるように、今を生きる私たちが考え、行動することが大切だと感じています。過去の過ちを繰り返さないよう、世界から核兵器がなくなることを強く願います。

今年も、私たちが大切にしている「たすけあい」「ささえあい」「みんなごと」の心が、くらしにどんどん広がるように協同組合運動を進めてまいります。

この新しい年が、みなさまにとって佳き年でありますように、ご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

2025年1月1日

生活協同組合コープしが 理事長 白石一夫