「高価なものじゃないし、まぁいっか!」「また買えばいいよね」なんて、いつの間にかモノを大切に扱う心が希薄になっていませんか? 大量生産・大量消費が当たり前の世の中で、限りある資源を有効活用するための「3R(スリーアール)」という取り組みが今注目を集めています。
3Rとは、「Reduce(リデュース)=減らす」、「Reuse(リユース)=くり返し使う」、「Recycle(リサイクル)=再資源化する」という3つの言葉の頭文字を取ったもの。中でも一番優先順位が高いのが、ゴミの発生そのものを減らすリデュースです。
リデュースを実践するためにできることは、“捨てる”の前にリペア(修理)すること。ゴミを減らすだけでなく、人の心を豊かに育む嬉しい効果もあるのです。その実例をボランティアでおもちゃを修理する「おもちゃ病院びわこ」の三田村 治さんにお話していただきました。
「高価なものじゃないし、まぁいっか!」「また買えばいいよね」なんて、いつの間にかモノを大切に扱う心が希薄になっていませんか? 大量生産・大量消費が当たり前の世の中で、限りある資源を有効活用するための「3R(スリーアール)」という取り組みが今注目を集めています。
3Rとは、「Reduce(リデュース)=減らす」、「Reuse(リユース)=くり返し使う」、「Recycle(リサイクル)=再資源化する」という3つの言葉の頭文字を取ったもの。中でも一番優先順位が高いのが、ゴミの発生そのものを減らすリデュースです。
リデュースを実践するためにできることは、“捨てる”の前にリペア(修理)すること。ゴミを減らすだけでなく、人の心を豊かに育む嬉しい効果もあるのです。その実例をボランティアでおもちゃを修理する「おもちゃ病院びわこ」の三田村 治さんにお話していただきました。
三田村 治さん
おもちゃ病院びわこ 事務局長
「結成は1994年。大津市内にある乳児院の理事長が、『最近の子どもはモノを大切にしない』と心を痛め、それをきっかけに発足したのが私たちの団体です」と三田村さん。現在は21名のメンバーが交代で、毎週土曜に県内各所でおもちゃ病院を開いています。
「今では修理の99%が電池で動くおもちゃですが、ずいぶん前に目と鼻のボタンが取れたぬいぐるみを持ってきた女性がいました。『これぐらいなら自分で直せるんじゃない?』と聞くと、その女性は『この人形は私の幼馴染のようなもの。自分で針を刺すなんてできない』というんです」。
持ち主の感覚は、「おもちゃの修理」というよりも「治療」です。もっといえば、患者の立場がおもちゃであっても、治しているのは持ち主の心だと三田村さんは話します。
「またある時は小学生の男の子が明らかに異常な壊れ方をしたゲーム機を持ってきたことがありました。『どうしてこうなったの?』と聞いても、男の子はうつむいたまま。するとお母さんが、『実は弟と取り合って壁にぶつけてしまったんです』と教えてくれました」。
そこで三田村さんは、「もうこんなことをしちゃいけないよ。兄弟は仲良くしなきゃ」と少し諭すようにいいました。しかし、よくよく考えてみれば、「おもちゃ病院に行こう」と決心したその時から、男の子は誰よりも深く反省していたのです。
「それに早く気づけばよかった。このボランティアをしていると、モノに対する持ち主の想いの深さが私たちの想定を遥かに超えていると感じます」。
おもちゃには作った人、売った人、買った人、贈った人などさまざまな人の思いが込められています。リペアを通じて「他者を思いやる気持ち」が育つと、おもちゃドクターのみなさんは考えています。
毎月 第1土曜 | 草津市 「エイスクエア」 Google Map |
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毎月 第2土曜 | 甲賀市 「アル・プラザ水口」 Google Map |
毎月 第3土曜 | 大津市瀬田 「フォレオ大津一里山」 Google Map |
毎月 第4土曜 | 近江八幡市 近江八幡総合福祉センター ひまわり館 Google Map |
開院時間 全日11:00~15:00 ※予約不要 ※修理費無料(部品交換の場合のみ実費が必要) |
滋賀県内のさまざまな修理屋さんの情報を集めたサイトは ⇒ こちら(しがの修理屋さん 一覧)
ボリュームがなくなったり、汚れてきたりしたふとんを、まるで新品のようにふわふわにするのが仕立て直しです。丸洗い、中の素材を洗浄することでダニの死がいやゴミなどをきれいに取り除くことができます。さらに、生地を新しく交換するので「長く使ったから」と捨てる必要がありません。仕立て直し後の仕上がりサイズも相談できますし、ふとんの回収・お届けも行っています。
詳しくは、4月2回・5回のチラシ「コープしがすまいる」をご覧ください。