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家庭から地球にいいコト♪ ダンボールコンポストのススメ
家庭から地球にいいコト♪ ダンボールコンポストのススメ

家庭から出る可燃ごみのうち、約40%が生ごみだといわれています。それだけたくさんの生ごみを資源として活用できれば、コストや燃料だけでなくCO2の排出量も大幅に削減することが可能です。
そこで今、注目を集めているのが、お家で手軽に生ごみをたい肥化できる「ダンボールコンポスト」です。

※コンポスト(compost):「たい肥」「たい肥にする」という意味

家庭から出る可燃ごみのうち、約40%が生ごみだといわれています。それだけたくさんの生ごみを資源として活用できれば、コストや燃料だけでなくCO2の排出量も大幅に削減することが可能です。
そこで今、注目を集めているのが、お家で手軽に生ごみをたい肥化できる「ダンボールコンポスト」です。

※コンポスト(compost):「たい肥」「たい肥にする」という意味



生ごみを減らせば未来が変わる

東近江ダンボールコンポスト推進会議の皆さん

東近江ダンボールコンポスト推進会議の皆さん

左から藤田千恵子さん、会長の河島修さん、西里好恵さん

「東近江市は人口11万人ほどの小さな町です。しかし、ごみの処理費用は年間約15億円、家庭から出るごみの総量は年間約3万2千トンです。そのうち約2万8千トンが可燃ごみですから、生ごみを減らすだけでも処理費用や焼却炉の燃料、CO2の排出量をかなり削減できるのです」と話すのは、東近江ダンボールコンポスト推進会議 会長の河島修さん。 そもそも河島さんがダンボールコンポストに出合ったのは平成20年のこと。東近江市のまちづくり協議会のメンバーとして、先進的な環境活動に取り組む岐阜県大垣市を訪問したのがきっかけでした。そこで目にしたダンボールコンポストに大きな可能性を感じ、行政と連携しながら本格的な普及活動を開始したのです。

「ほかにもさまざまなコンポストがありますが、設置型だと広い置き場が必要で、密閉式だと生ごみを分解するのにすごく時間がかかります。また、電気式は手間いらずですが導入のコストが高い……など、それぞれに何かしらのハードルがありました」

その点、ダンボールコンポストは安価ですぐに始められるのがポイント。通気性に優れているので酸素を好む好気性微生物が活発に活動し、素早く生ごみを分解するのが特長です。

「たとえば魚の頭や内臓を分解するのに、密閉容器だと20日間くらいかかります。一方、ダンボールコンポストだと2日間くらいで消えてなくなる。臭いもほとんど出ないので、集合住宅のベランダに置くこともできますよ」

それでは早速、ダンボールコンポストの始め方を紹介しましょう。



1箱で50~60㎏の生ごみを分解

微生物が働きやすい環境を追求したオリジナルの基材

微生物が働きやすい環境を追求したオリジナルの基材

「最初は基本的な使い方や、たい肥にするコツを知ってもらうため、私たちが主催する講習会への参加をおすすめしています」と河島さん。講習会ではその日からすぐに始められるダンボールコンポストのセットを販売しています。

「ご自分で材料を準備する方もいますが、通常のダンボールは厚みが一重なんですね。生ごみは水分が多いので、それだとちょっと持ちが悪い。私たちが使うダンボールは特別に作ってもらった丈夫な二重のもの。この中に基材と虫よけキャップを入れてお渡ししています」

基材とはヤシ殻チップともみ殻燻炭を混ぜて使用するもので、微生物が元気に働くためには必要不可欠な土壌。そこへ1日500~800gの生ごみを入れたとして、4人家族で約3ヵ月間の使用が目安です。

ダンボールコンポストセットは1箱1,500円(東近江市在住者は市の補助があり500円)

ダンボールコンポストセットは1箱1,500円(東近江市在住者は市の補助があり500円)
右は冬場の保温高価も兼ね備えた虫よけキャップを装着

「この1箱で50~60㎏くらいの生ごみを処理できます。コーヒーかすや卵の殻など、生ごみなら何を入れてもOK。入れたら移植ごてでよくかき混ぜて、新鮮な空気を土壌の中に送ってください」

次にしっかりフタをして虫よけキャップをかぶせます。特に夏場はアブなどの虫が発生しやすいので注意。また、箱の底まで風通しをよくするため、苗カゴなどの通気性のよい台の上に置くようにしてください。

「3ヵ月ほど経って分解が進まなくなったら、たい肥として熟成する合図です。いったん生ごみを入れるのをやめ、週に1~2度、1Lくらいの水を入れてかき混ぜます。これを3週間続ければ、たい肥の完成です」

生ごみから作ったたい肥は栄養分がたっぷりで、花や野菜がとても元気に育つと評判。もしもたい肥に使い道がないときは、同団体で引き取ってくれるそうです。

オシャレなバッグ型のコンポストも人気です

オシャレなバッグ型のコンポストも人気です

「週2回のごみ出しが月1回になることもあり、ご高齢者や集積所が遠い方にも喜ばれています」とのこと。

始めどきは、微生物の動きが活発になる3~4月頃。新しい年に向かって、地球のために何かを始めてみたい人にもおすすめです。



ダンボールコンポスト講習会のスケジュール

定例講習会(東近江市内)

会場日時
東近江市役所 本庁 会議室毎月第3木曜
10:00~11:30
五個荘コミュニティセンター毎月第2土曜
10:00~11:30

出前講習会(東近江市内)

会場日時
五個荘コミュニティセンター2025年3月7日(金)
10:00~11:30
能登川コミュニティセンター2025年3月8日(土)
10:00~11:30

環境保護団体あちゃはぴ主催 講習会(野洲市)

会場日時
コミュニティーセンターひょうず
(野洲市)
2024年12月14日(土)
13:30~15:00


ダンボールコンポスト 取り扱い場所

場所連絡先
東近江市役所本庁
環境部 資源再生推進課
TEL. 0748-24-5636
五個荘地区まちづくり協議会
(五個荘コミュニティセンター内)
TEL. 0748-48-7303
能登川地区まちづくり協議会
(能登川コミュニティセンター内)
TEL. 050-5802-2793
蒲生地区まちづくり協議会
岡田 文伸氏 宅
TEL. 0748-55-0419
場所連絡先
愛東地区NPO法人 愛のまちエコ倶楽部
(東近江市妹町70番地)
TEL. 0749-46-8100
NPO法人びわこ豊穣の郷
(守山市勝部5丁目10-25)
TEL. 077-583-8686
ごみ問題を考える草津市民会議
(草津市立クリーンセンター)※草津市民のみ
TEL. 077-562-6361
湖南市 石部まちづくりセンター
(湖南市石部中央1丁目2番3号)
TEL. 0748-77-0003


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