日本の食卓に欠かせない食材の1つ、豆腐。栄養価が高く低カロリー、その上お手頃価格とあって、カタログにも様々な豆腐商品が並びます。毎回迷うという人や、決まった商品しか利用しない人も多いのでは? そこで、絹豆腐を組合員理事3名が食べ比べ! あくまで個人の感想ですが、同じ組合員の声として、ぜひお買い物の参考にしてください。
今回食べくらべした商品は、「生協の国産濃い絹とうふ」、「小さなかため絹ごし」、「生しぼり絹豆腐」、「にがり充てんとうふ」、「にがり絹とうふの5品。
「わが家の定番は生しぼり絹豆腐。ずっとこれです」と話すのは森田さん。小森さんは、滋賀県産大豆を使用しているからという理由で「にがり絹とうふ」、西見さんは「2個パックで日持ちがするから」とにがり充てんとうふがお気に入り。そんな豆腐を愛する3名が、味の濃さや使い勝手について食べ比べした結果と、商品の特徴を一覧表にまとめました。豆腐の基本的な知識もあわせて、新しい商品にチャレンジしてみてください。
「にがり」は、海水を煮詰めて塩を抽出する際にできる液体のこと。主成分は塩化マグネシウムなので、「塩化マグネシウム(にがり)」の表示が認められています。「塩化マグネシウム含有物」「粗製海水塩化マグネシウム」と表示されるのは、いわゆる天然のにがりです。
乳ににがりを打って(加えて)固めたものが“絹”。一度固めたお豆腐を崩して木綿の布に包み、圧力をかけて水分を抜いたものが“木綿”です。
来の豆腐は豆乳を固めてからカットしてパックに入れますが、充てん豆腐は冷やした豆乳を凝固剤(にがりなど)と一緒にパックに入れて密封し、パックごと加熱して固めて作ります。
一般的な「煮しぼり製法」が、水を充分吸わせた生の大豆をすり潰し、煮てから豆乳をしぼる製法に対し、「生しぼり」は、煮る前に豆乳をしぼります。煮しぼりは大豆の風味が残り、生しぼりは雑味がなくすっきりした味わいになります。
同じ絹豆腐でも、その製法や特徴は様々。ぜひいろんな絹豆腐を試してみてくださいね!
コープしがでは、作りたての豆腐のほか、“冷凍豆腐”も扱っています。「でも冷凍した豆腐っておいしいの…?」と、手が出ない人も多いはず。今回「冷凍 国産大豆のカット絹豆腐」も試してみたところ、想像以上に滑らか!「杏仁豆腐のような食感で、料理のレパートリーが広がりそう」「すでにカットされているのでそのまま使えるし、冷凍庫にあると便利な一品」「使いたい時に少量で使えて離乳食にも便利そう」と大好評でした。