アクが少なく、おひたしや炒め物、スムージーなどさまざまなアレンジができる万能野菜、小松菜。産直滋賀の小松菜は低農薬で、通年を通して嬉しいお手ごろ価格。コープしがで年間約50万点の利用がある、野菜で人気ナンバーワンの商品です。
今回は、産直滋賀の小松菜を生産している株式会社リッチグリーンに伺いました。
カルシウムや食物繊維を豊富に含む、栄養価の高い小松菜。一年中供給されている野菜ですが、旬は12~2月。冬期の小松菜は霜にあたることで甘みが増す上、大きく柔らかな葉になります。小松菜ならではのおいしさが存分に味わえる季節がやってきました。 (株)リッチグリーン(以下リッチグリーン)は野洲市・草津市・栗東市・守山市の生産者15名が連携し、産直滋賀の小松菜のほか、ほうれん草や青ねぎ、水菜などコープしがの産直野菜を生産しています。食の安全と環境保全型農業を掲げ、「滋賀県環境こだわり農産物認証(※1)」を取得しています。
1「もっともこだわっているのは土作り。2年に一度の土壌検査で土の成分を調べ、生産者全員の圃場に有機肥料を足しています。有機肥料は、専門店と契約して作ってもらっています。また、とうもろこしや緑肥(※2)などの良質な堆肥も使っています」と、リッチグリーン代表取締役・藤田真吾さん。藤田さんは28歳まで大阪で武道の選手をしていましたが、長らく環境問題に関心があり、環境にやさしい野菜づくりの道に転向しました。「農薬の使用量は、滋賀県基準の5割以下。害虫の繁殖を防ぐためフェロモントラップ(※3)を設置したり、ビニールハウスにネットを張りめぐらせるなど、農薬に頼らない工夫をしています」。
リッチグリーンで小松菜を育てている畑は、ビニールハウスが8割、露地栽培が2割です。「年間を通して安定して供給するため、季節によってハウスと露地を使い分けています。ハウス栽培も夏の高温、秋の日照不足など、自然の影響を受けやすいんですよ。台風により設備が壊れてしまうこともあります」と藤田さん。
生産メンバーは、全員が環境への意識が高く、安定供給に対する熱意にあふれているそうです。週1回の定例会で活発に意見を交換するだけでなく、生産者で作ったLINEグループでは、生育状況や害虫対策などについて、朝5時からメッセージが飛び交うそう。リッチグリーンでは、組合員さんの注文に応えるために、情報を共有したり、注文分が足りないときは補い合いながら、小松菜栽培に取り組んでいます。青く育った小松菜は、午前中に手作業で刈り取られます。すぐに袋に入れ、冷蔵庫で保管。翌日の早朝に生協の物流センターに出荷され、翌々日には、組合員の元に届きます。
滋賀県産の小松菜は、鮮度抜群。愛情たっぷりに育てられた産直滋賀の小松菜を、ぜひご賞味くださいね。
洗った小松菜を4cmほどに切り、冷凍用保存袋に入れて冷凍しておきます。食べる時は、冷凍のままめんつゆなど調味液に浸して解凍するだけ! お好みでかつお節や竹輪を加えてください。
※冷凍することで繊維が崩れ、火を通したように柔らかいお浸しになります。
近隣の生産者15名と連携し、産直滋賀の小松菜をはじめ、様々な産直野菜を生産。環境に配慮した野菜づくりに取り組んでいます。