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つくる現場から
手作りならではの自然派テイスト
がんばカンパニーのがんばクッキー

がんばクッキー(1袋90g)

国産の小麦粉とよつ葉バターを使用した濃厚な味わい。約100種類のバリエーションがあり、卵不使用のクッキーも。

「添加物の入っていない体にやさしいクッキーを作ろう」と、手作りし続けている「がんばクッキー」。コープしがにもファンが多い一品です。今回は「がんばクッキー」の製造現場「がんばカンパニー」を取材しました。

 甘さ控えめにも関わらず、その味わいは極めて濃厚。香料などの添加物を一切使用しておらず、混じり気なしの素材の味をシンプルに楽しめます。そんなこだわり満載のがんばクッキーの製造元が、滋賀県大津市にあるがんばカンパニー。社会福祉法人 共生シンフォニーが運営し、障がい者と健常者が等しく同じ現場で働きます。

 そもそも共生シンフォニーの前身は1986年、重い脳性まひだった門脇謙治さんらが創設した「今日も一日がんばった本舗共働作業所」。当初から“商いでノーマライゼーション()”をテーマに掲げ、障がい者が自ら社会に飛び出して、お茶やコーヒーなどを仕入れて販売をしていました。 しかし次第に仕入れ販売の採算に限界を感じ始め、障がい者のさらなる雇用を生み出すためにも製造業に乗り出すことに。そこで目を付けたのが、子どもから大人まで大好物のクッキー。市販品では添加物の使用が当たり前だった時代に、添加物を使用せず、体にやさしいクッキーを作ろうとスタートしました。

※ノーマライゼーション…障がい者や高齢者などの社会的弱者と、健常者がお互い区別されることなく、同じように生活・活動できるようにすること

適材適所でみんなが活躍

帽子とマスクをきっちり身に付け、純白の制服を着た製造スタッフは、障がい者・健常者に関わらず、みんなが真剣なまなざしで黙々と作業に没頭しています。こちらの工場には約60名が在籍し、個人の得手・不得手を見極めながら作業を細分化しています。

 まずは、分量どおりに計った材料を混ぜ合わせるミキサー室へ。「25㎏もある小麦粉を一日に10袋も運ぶので、ここは若い男性が中心」なのだそうです。よく見るとスタッフの中には、腕章を付けた人がちらほら。「彼らは職員やパートさん。1日の作業のすべてを把握している人たちです」。わからないことがあれば、腕章を付けた人に聞く。そんなルールを“見える化”し、作業効率をアップさせているのです。

 続いて向かったのが成形室。できあがったクッキー生地を、焼く形に整えます。取材時はちょうど、定番の人気商品「ココアマーブル」の作業真っ最中。「プレーン生地とココア生地を計って分ける人、2つを合わせてマーブル状にする人、並べる人など、それぞれ役割分担をしています」と、見事な連係プレーでどんどん作り出します。

そして成形を終えたクッキーは、いよいよ巨大なオーブンへ。低温で長時間焼き上げて水分をしっかり飛ばし、充分に熱を冷まして乾燥させます。完成したクッキーはパッケージを汚さないよう袋は左手で持ち、右手で入れると決めています。「これは対人関係が苦手な精神障がいの人が担い手に。作業スペースも壁向かいに設けてあるんですよ」。

取り外せる部品は毎日洗浄。衛生管理が第一。

目分量でカットした生地はピッタリ同じ長さ。

成形してオーブンへ。機械も使用しますが、1つ1つ手作業の場合も。

1つ1つ表情が異なる人気商品「ココアマーブル」

大きなオーブンで温度と湿度を管理しながら低温でじっくりと焼き上げます。

パッケージを汚さないよう左手に袋を持ち、右手でクッキーを入れて包装。計量をチェックし、金属探知機を通してできあがり。

誰が欠けても成立しない

 一連の製造工程を見学して驚いたのは、予想以上にたくさんの人の手が掛けられていること。それは1人でも多くの障がい者を雇用する上で当然の成りゆきかもしれませんが、結果としてほかの市販品にはないホームメイドの味わいを世に送り出しました。「私たちのクッキーは、国産小麦とよつ葉バターの使用が基本。原価率が高いからこそロスを最小限にしています」と、がんばカンパニー所長の水野武さん。

 たとえばオーブンに入れる時、もっとぎゅうぎゅう詰めに並べれば、生産性を今より向上させることが可能です。でもそれをしないのは、1つ1つ丁寧に焼くことで、クッキーの破損を防ぐため。手間の掛かる作業の前では障がいの有無に関係なく、多くの働き手が必要になります。誰が欠けてもがんばクッキーの品質を維持することは不可能なのです。

私が一番大切にしていること

私は包装の仕事をしていますが、最も衛生面に気を使います。入室前に髪の毛やゴミをしっかり取って、爪も事前に家で切っています。

焼く前のクッキーを鉄板に並べたり、フロランタンにアメを塗る作業をしています。大切にしていることは「丁寧に、正確に」。

機械から棒状に出てくる生地をまったく同じ長さで切っています。正確に切るのに1年かかりました。今は命がけでやっています。

社会福祉法人 共生シンフォニー がんばカンパニー

工場の直売ショップには、コープしがで扱っていないクッキーなど、たくさんの種類が並びます。JR瀬田駅から徒歩約20分。駐車場あり。

» がんばカンパニー ウェブサイト

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※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。

応募方法

下記をご記入のうえ、郵送・ファックス・インターネットにてご応募ください。
締切:2019年4月25日(木)

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