コープ化粧品をご存知ですか? スキンケアからメイク、ボディケア、ヘアケアと豊富なラインナップが好評です。今回は、その中でも日本初の“国産生バラ”を使用する基礎化粧品「CO・OP フリーリア」に注目。その原料となるバラの生産地を訪れました。
宮城県登米市にあるフリーリア専用のバラ園は、肥沃な土壌と栗駒山系の地下水に恵まれた土地。取材に訪れた7月の半ばは、ちょうど今年2回目の最盛期で、バラのエレガントで優しい香りが辺り一面に漂っていました。
「フリーリア」という名前は、パラベン・香料“フリー(不使用)”と、スペイン語で「結びつき」を意味する“リア”の組み合わせ。産地・組合員・生協・メーカーなどフリーリアで結びつきの輪が広がるようにという願いが込められています。フリーリアの魅力のひとつである優しい香りの秘密、安全・安心への取り組みなど、そのこだわりと魅力についてお伝えします。
初代フリーリアが生まれたのは、今から19年前。「産地が見える化粧品が欲しい」「バラを使用した化粧品が欲しい」という多くの組合員の要望があったとき、株式会社ナリス化粧品がバラの花から美肌効果のあるエキスを抽出する技術を持っており、すでに生協と信頼関係が確立していたため、共同開発することになったのです。その後もリニューアルを重ね、現在のフリーリアシリーズは6代目。今回のリニューアルには700人の組合員が関わって声が反映されてきました。
ここまで根強い人気を誇るのは、やはり最も特徴的で魅力的な“バラ”の品質が高いからこそ。現在1万6千株ものバラが、フリーリア専用バラ園で栽培されています。5~11月にかけて3回の最盛期を迎え、その間、バラの花は毎朝1つ1つ丁寧に手摘みされます。摘み取るのは、最も香りがよいとされる8分咲きのバラのみ。ビニールハウスではあっという間に咲ききってしまうので、8分咲きのうちに手早く摘み取らねばなりません。
摘んだバラの花は、すぐに花びらと子房(ガク)に分けられるのですが、これも手作業。変色した花びらを取り除き、花びらを傷つけないように丁寧に、かつ新鮮さを保つため素早く作業されていきます。分けられた花びらとガクは、すぐに冷蔵庫へ。鮮度を保ったまま埼玉県の原料化工場に運ばれ、成分を抽出します。
配合されているのは、ゴールデンハート、正雪、ブラックゴールド、レディラック、ダブルデライトと、眺めるだけでも豊かな気分になれる上質のバラたち。専用バラ園「フリーリア ローズガーデン」を管理する鎌田哲也さんにお話をうかがいました。
(株)ナリス化粧品コープ事業部の秋山洋平さんにも、フリーリアの特長をうかがいました。
1つ目の特長は、日本で初めて国産の生バラを使用した化粧品ということ。
2つ目は、無香料なのにやさしいバラの香りがすること。バラの香り=強い香りのイメージがあるかもしれませんが、そのほとんどは強い香りのバラか、香料を使ったもの。フリーリアは、リラックス効果も期待できるやさしい香りのモダンローズを使用。モダンローズを使用した化粧品は、フリーリアだけです。
3つ目は、美肌効果のあるバラエキスを配合していること。
埼玉県の工場へ新鮮なまま送られた生バラから、「バラエキス(※)」と香りのベースとなる「ローズ水」が抽出されます。バラのフレッシュな香りは、ナリス化粧品オリジナルの蒸留方法によるものです。
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