まもなく新学期や新生活が始まり、意気ようようがんばろう! という気持ちになりますが、職場や学校でベストをつくし、元気に過ごすためには、1日の始まりである「朝食」をしっかり食べることが大切。慌ただしく時間がない朝でも、工夫次第でバランスよく食べられます。
基本は、
①脳のエネルギー源になる糖質
②しっかり動ける体づくりのためのたんぱく質
③スムーズな排便と生活習慣病予防、また体の調節機能のためのビタミンや食物繊維(野菜類)
④体温上昇のために温かいもの
例えば前日の残り野菜と厚揚げや卵を入れた「具だくさんみそ汁」とご飯にすれば、基本の朝ごはんになります。パン1枚とコーヒーだけの人は、きゅうりにハムを巻き付けてパクっと食べるだけでも基本に近づきます。また、今流行の「サバ缶」味付きをくずしてご飯に混ぜ、青ねぎとのりを散らせば簡単混ぜご飯になり、脳の活性や血流スムーズにもつながるので目覚めもバッチリ。歓送迎会や研修で疲れた翌朝には、市販のサラダパックチキンとビタミンEやAが豊富なアボカドにクエン酸たっぷりのレモン汁をかけて食べると、肌や体の疲労回復につながります。
何より朝食を食べず1日2食になると、体が「飢餓状態」だと感じてエネルギーがたまりやすい体質に。昼食を食べた時に血糖値の急激な上昇につながり、生活習慣病のリスクが上がります。また1日に必要なビタミンなどの栄養素も不足しがちになります。糖質やビタミンの多い果物を利用したり、手間のかかる野菜は時間のある時にまとめてゆでるなどの下処理をして冷凍保存するなど工夫し、まずは「早寝・早起き・朝ごはん!」をモットーに、食べるということを心がけてくださいね。