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たべる・たいせつ
夏野菜をしっかり摂ろう

 年々夏の暑さも厳しくなり、体のだるさや不調を訴える人も増えてきています。夏は特に大量の汗をかくので、汗とともに体に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素も一緒に排泄されてしまい、だるさや疲労を感じやすくなり体調を崩してしまいます。そんな時には夏野菜をしっかり食べましょう。

 夏野菜には色んな力があります。例えば、


 おすすめ野菜は、トマト・きゅうり・なす・パプリカ・ピーマン・とうがん・白うり・ゴーヤ・レタス・柑橘類などです。

 また、夏野菜の持つ「色素」にも注目。トマトやスイカなどの赤い色素(リコピン)、なすの紫色(アントシアニン)、パプリカやカラーピーマンの黄色やオレンジ色(カロテン)などは、抗酸化作用や紫外線から細胞を守る作用があります。これら濃い色素は脂溶性なので、油と一緒に摂ると効率良く吸収されます。そのほかにも、夏の胃腸が弱りがちな時にはオクラがおすすめです。

 夏野菜の上手な食べ方としては、トマトやきゅうり・オクラなどを1㎝角くらいに小さく切り、ごま油としょう油で混ぜ合わせるだけでもさっぱりしておいしくいただけます。また、食欲増進に香味野菜の大葉を利用したり、冷房でからだが冷えるときも、薬味に大葉を使ったり、そうめんにとうがらしの煮物を添えたりするとよいでしょう。夏バテ予防には、刻みうなぎにトマトやスライス玉ねぎを乗せ、上からチーズをかけてレンジで蒸した洋風もおいしいですよ。

 夏野菜がたくさん採れた時には、乾燥を防ぐためにきちんと包み、自然に育っている状態に近い形で冷蔵庫の野菜室に保存すると良いでしょう。夏野菜をしっかり食べて、上手に猛暑を乗り切ってくださいね。

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