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季節のめぐみをただきます! たべるたいせつ 季節のめぐみをただきます! たべるたいせつ

かぼちゃの洋風いとこ煮
料理写真

調理時間 約20分 1人分/263kcal 塩分 1.4g

材料(2人分)

かぼちゃ      …200g
ゆであずき缶(加糖)…100g
玉ねぎ       …1/4個
ベーコン      …1枚分
バター       …小さじ1
水         …100cc
固形スープの素   …1個
牛乳        …大さじ2

作り方

  1. かぼちゃは種とワタを取り、8~10等分に切る。玉ねぎはたてにせん切り、ベーコンも細切りする。
  2. 鍋にバターを入れて玉ねぎとベーコンを入れ、弱めの中火で炒める。玉ねぎがしんなりしてきたら、水・かぼちゃ(皮面を下にする)・固形スープの素を入れて、アルミホイルなどで落としぶたをし、ふたをして中~弱火で煮る。
  3. かぼちゃが柔らかくなったら、ゆであずきを入れて、かぼちゃが崩れないように全体を混ぜ、沸騰したら牛乳を加えて、軽く混ぜたら火を止める。

いとこ煮の由来

かぼちゃと小豆を一緒に煮る「いとこ煮」。硬いものから追い追い煮る→甥甥→「いとこ」にかけたといわれています。

冬至にかぼちゃを食べる理由
長岡由里子さん長岡由里子さん

行政や地域で、フリーの栄養士として健康や食育などに携わる。車で全国一人旅しながら食べ歩くのが趣味の行動派。

毎年12月21日か22日に当たる「冬至」。二十四節気の一つで、1年の中で北半球が太陽から一番遠く離れてしまう日になります。簡単に言えば、日の出から日の入りまでの時間が最も短い日です。よく冬至に「かぼちゃを食べる」といわれますがなぜでしょうか?

冬至は別名「一陽来復(いちようらいふく)の日」ともいわれ、太陽の力が一番弱く運気が下がるこの日を境に、春に向かって再び力が復活してくるという意味合いがあります。これから前向きに活動していく上で、摂りたいのは免疫力を上げ風邪を予防し、厳しい冬を乗り越えられるような緑黄色野菜。新鮮な緑黄色野菜が少なくなる冬場に、カロテンやビタミンB群・C・E・食物繊維たっぷりで、どこの家庭にもあり長期保存のきくかぼちゃを食べようという、先人の知恵から来ているといわれています。

また冬の七草といって「ん」が2つ付く食べ物を摂ると運が付くといういわれから「なんきん(かぼちゃ)・れんこん・にんじん・きんかん・かんてん・うんどん(うどん)」を食べる地域もあるそうです。柚子湯に浸かりながら無病息災を願いたいものですね。

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