調理時間 約10分 1人分/405kcal 塩分 1.1g
※調理時間に浸水、炊飯時間は除く
材料(4人分)
米 …2合 むき栗(生) …300g (皮付きで4~500g位) 酒(または料理酒)…大さじ2 白だし …大さじ2 ごま塩 …適量
作り方
生栗のむき方
9月9日は五節句の1つ「重陽の節句」。古来中国では、奇数は縁起がよい陽数、偶数は縁起の悪い陰数と言われ、陽数の最大値9が重なる9月9日を「重陽」と呼び、節句のひとつとしました。
この時期の菊は「仙境に咲く霊薬」として邪気を払い長寿の効能があると信じられており、重陽の節句は別名「菊の節句」とも呼ばれ、蒸した菊の花びらを冷酒に入れ、一晩置いて香りを移した「菊酒」を飲みます。また作物の収穫時期と重なるため、庶民の間では「栗の節句」として「栗ご飯」を食べて祝ったとされています。
さらに、「くんち(方言で九日・収穫を祝う秋祭り)になすを食べると中風(脳卒中等の後遺症)にならない」という言い伝えから、旧暦の重陽の節句に行われた祭り「長崎くんち」や「唐津くんち」が今も新暦の10月に行われ、なす料理をいただきます。医療技術がない時代には、いろんな行事を行い、人々の不老長寿や無病息災を祈ったのでしょう。
食用菊の利用法