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季節のめぐみをただきます! たべるたいせつ 季節のめぐみをただきます! たべるたいせつ

簡単! おうちで作る水無月
料理写真

調理時間 約15分 1個分/192kcal 塩分 0.1g

材料(牛乳パック1本分・6切れ)

白玉粉   …50g
小麦粉   …80g
砂糖    …90g
水     …75ml+105ml
ゆで小豆(または甘納豆)…150g

下準備

牛乳パックをきれいに洗い、側面の1面だけ切り取り、開いている口の部分は折りたたむようにして器を作る。

作り方

  1. 器にした牛乳パックの中にクッキングシートを側面まで敷いておく。
  2. 小麦粉と砂糖はふるっておく(ザルに通してもよい)。
  3. ボウルに白玉粉を入れ、ゴムベラで粒をつぶしながら、75mlの水を少しずつ加えて混ぜる。そこに小麦粉と砂糖を入れ、残りの105mlの水を少しずつ入れながらしっかりと混ぜる。
  4. ③の生地のうち大さじ4だけ残して、残りを①の牛乳パックに茶こしなどでこしながら入れる。
  5. ④にラップをして電子レンジ(500W)で4分加熱する。
  6. ⑤の上面全体に小豆を散らし、その上から残しておいた生地を回しかけ、再度ラップをして電子レンジ(500W)で2分半加熱する。
  7. そのまましっかり冷ました後、パックから取り出し、3等分してから三角に切り分ける。
“夏越しの祓に水無月を
長岡由里子さん長岡由里子さん

行政や地域で、フリーの栄養士として健康や食育などに携わる。車で全国一人旅しながら食べ歩くのが趣味の行動派。

暦の上で6月は「水無月」と呼ばれ、和菓子の名前にもなっています。6月がなぜ水無月と言われるのかというと、「無」は「~の」という意味で使われており、「水の月」つまり梅雨の時期であり、田んぼに水を引く時期を表しているのだそうです。

和菓子の由来は、室町時代の宮中行事で、旧暦の6月1日に夏バテ予防に氷を食べるという風習からきており、氷が買えない庶民が、三角の氷のかけらに似せたういろうの上に、邪気や悪魔を払う小豆を乗せたことから生まれたといわれています。

そして「夏越しの祓」は、ちょうど1年の真ん中にあたる6月30日に行われ、茅で作った茅の輪をくぐり、半年分の厄を落として暑気払いをし、無病息災を願う神事です。京都の家庭ではその日に水無月を食べることで暑い夏を乗り切り、残り半年を無事に健康に過ごせるよう願います。夏本番に向けて、普段から少しずつ汗をかく練習をし、しっかり睡眠を取り、そうめんだけなど、冷たいものばかりにかたよらず、栄養バランスの取れた食事が摂れるよう、体調を整えておきましょう。

※いわれには諸説あります。

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