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コープしがのレコメンド! コープしがのレコメンド!

不動の1番人気! 純国産鶏の新鮮たまご

産直 こめ育ちさくらたまご

産直こめ育ちさくらたまご
1パック 10個入/1kg入

母鶏のゴトウさくらのエサに滋賀県産の飼料米を配合。滋賀・三重の5軒の養鶏場から採れて4日以内に届きます。
MS~2Lサイズ混合。

コープしがが取り扱う卵の中で、最も多く利用されている、産直こめ育ちさくらたまご。その圧倒的な人気のひみつは、一体どこにあるのでしょう。さくらたまごを生産する養鶏農家グループの「50g会」に所属する株式会社コスギエッグの小杉栄二さんにお話をうかがいました。


親子三代に渡って養鶏場を拡大

卵をチェックする様子人の目と機械によってヒビや血卵がないかを合計3回もチェック

近江八幡市安土町。杉の巨木がうっそうと生い茂る老蘇おいその森のほど近く。見渡す限りの田園風景の中に佇むコスギエッグは、小杉さんの祖父の代から養鶏を始めました。

「最初はうちのおじいさんが庭先で200羽ほど飼い出したのが始まり。そこから親父の代になって3万羽、さらに僕が6万5千羽まで増やして法人化したんです」。

産直こめ育ちさくらたまごを生産する50g会に入会したのは3年前のこと。1972年に結成された同会では、いちばんの新人です。ちなみに「50g会」という名前は当時、健全経営をめざす養鶏農家の指標とされた「1羽1日あたり50g以上の卵を産ませる」ことに由来します。この名前が表す通り、仲間同士で切磋琢磨しながら養鶏技術を向上しようと、滋賀県下の養鶏農家を中心に設立されました。


日本が誇る純国産の「ゴトウさくら」

さくらたまごの写真

「50g会で生産するさくらたまごには大きく3つのルールがあります」と小杉さん。ひとつはエサに滋賀県産の飼料米を約15%配合すること。もうひとつが日本で唯一の純国産鶏である「ゴトウさくら」を使うことです。

ゴトウさくらとは岐阜県の後藤孵卵場ふらんじょうで何世代にも渡って国内だけで育種改良された鶏種。卵を産む鶏の約94%が海外から輸入された外国産という中で、戦争やテロなどの世界情勢に左右されず、安定してヒナを入手できるのが純国産鶏のメリットです。

「ただし、このゴトウさくらがなかなか手強い鶏でして…。ストレスに非常に弱く、デリケートなんですね。物音一つがストレスになりますし、鶏舎内の温度にも細心の注意を払います」。

去年の猛暑は温度センサー付きの新鶏舎で乗り切ったそうですが、従来の開放鶏舎では40度近くになり、死んでいく鶏が多かったといいます。

「それから『強制換羽かんう』も行わないルールです。強制換羽とは、卵を産む力が衰えた鶏を一時的に絶食させ、内臓を休ませてからまた卵を産ませる方法。産卵期間を少しでも延ばすため、全国の養鶏農家で日常的に行われています」。

同会では鶏に過剰なストレスを与えるこの方法を禁止。自然に近いサイクルで上質な卵を産ませる努力をしています。



田んぼを再びよみがえらせる飼料米

飼料米の写真です飼料メーカーの配合飼料(左)にもみ殻付きの飼料米(右)を15%混ぜています

一方、エサには耕作放棄地や休耕田で作付けされた飼料米を使っています。人口減少や米離れによって消えつつある田んぼの復活に実は一役買っているのです。

「以前から鶏の飼料にお米を混ぜることはありましたが、15%の配合はかなり多い方ですね。僕の印象ではお米の甘みが卵に乗っている気がします」。

米農家にとってはほかの野菜よりも転作しやすい飼料米で、安定した収入を得ることができる。養鶏農家にとってはエサを輸入品ばかりに頼らず、安全・安心な国産品を活用することができる。持ちつ持たれつな関係が産直こめ育ちさくらたまごで成り立っているのです。

「何が起こるかわからない世の中で、純国産鶏を飼うことは国内の孵卵場を守り、卵を産むヒナを絶やさないことに繋がります。さらに滋賀県産の飼料米を使えるようにしておけば、輸入飼料が入手できなくなっても代替できるものがある。これは本当に素晴らしい取り組みです」。

私たちの食卓から卵が姿を消さないように、持続可能なシステムが生産者の努力によって働いているのです。


たまごの栄養

にわとりのイラスト

朝食からデザートまで、いろいろな調理法で食べることができ、どんな食材とも合わせやすい卵は、完全食品と呼ばれるほど栄養が豊富な食材です。体内への吸収率がよい良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどが含まれていますが、ビタミンCと食物繊維が含まれていないので野菜などと組み合わせて食べるのがおすすめです。

小杉さんからひと言アドバイス

小杉さん ゴトウさくらを抱く、株式会社コスギエッグの小杉栄二さん

賞味期限が近くなった卵は、ゆで卵にするのがおすすめです。殻をむきにくくする二酸化炭素が抜け、つるんと殻がむけて、おいしく食べられますよ!


あれこれ話

こめ育ちが田んぼを救う!?

そもそも50g会で飼料米を使うようになったのは、2008年からのこと。原油高の影響で鶏の飼料となるトウモロコシが大幅に高騰し、当時、在庫過剰となっていたお米を代わりに使うようになりました。現在は耕作放棄地や休耕田を活用して飼料米を作付けしています。田んぼはイネを育てるだけでなく、洪水や土砂崩れを防いだり、ゴミや細菌をろ過して水をキレイにしたりする役割を担っています。ですから、飼料米を育てることは田んぼを維持し、地域の環境と安全を守ることにも繋がるのです。



わたしの推しポイント!※Tamago Kake Gohan(卵かけごはん)
わたしの推しポイント!※Tamago Kake Gohan(卵かけごはん)

《予告》 5月号の「だから、おすすめ。」は
「きらきらステップシリーズ」

次回 「きらきらステップシリーズ」 一株トマト

5月号の「だから、おすすめ。」では離乳食・幼児食の「きらきらステップシリーズ」を紹介します。
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