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かたぎ古香園


取り扱い品目:煎茶、玄米茶、ほうじ茶、抹茶、ほうじ茶入り麦茶ティーパックなど

所在地:滋賀県 
視察日:2023年8月30日(水)

産地紹介

信楽盆地に位置する朝宮は標高300〜400mの高地で、年間の温度差が大きく川筋に霧が発生しやすいなど、お茶作りに最高の条件を備えている日本最古のお茶の産地。「香り朝宮」と呼ばれるほど、香気豊かなお茶を育んで来ました。
6代目当主の片木明さんが農薬や化学肥料を使う栽培方法に危機感を感じ、約50年前から農薬不使用栽培に取り組まれました。先人が築き伝えた自然な栽培方法に回帰し、現在は7代目の隆友さんと安全安心なお茶を作り続けています。

商品の特徴

昼夜の寒暖差が激しい山の斜面で農薬や化学肥料を使わず、手間暇かけて育てられた茶葉は薄く柔らかく、味わいはすっきりとして、香りがいいのが特長です。
刈られる時期や加工の仕方で同じ茶葉から煎茶やお抹茶、紅茶など様々な種類のお茶ができます。どのお茶も農薬不使用栽培で安心していただけます。優しく浅蒸しされたお茶は、何度淹れてもおいしいほどです。


生産者のコメント

お茶は農産物の中で唯一、水で洗わないまま口に入れるものです。私も昔は農薬を使って栽培していましたが、小さな子どもや赤ちゃんも飲んでくれる事を思うと、「このままではいけない」と一大決心し、農薬不使用栽培に取り組み始めました。最初は害虫が茶葉を全滅させるなど苦労を重ねましたが、徐々に害虫を食べてくれる蜘蛛やてんとう虫、カマキリが集まり、本当の自然の森のような環境が出来上がってきました。ただ、雑草の処理は本当に大変で、毎日2人がかりで行っています。農薬を使わないお茶作りは大変な部分もありますが、皆さんに安全安心で美味しいお茶を飲んでいただきたいと思っています。


参加理事のコメント
  • 実際の茶畑は写真とは、はるかに違い、その広さと美しさに驚きました。山沿いの急斜面にフカフカの土と、青々とした葉っぱ。茶葉は農薬を使っていないとは思えないほど、ツヤツヤしてキレイでした。雑草もあるし、虫もいましたが、豊かな自然の中で力強く育っているのがおいしさの秘訣だと思いました。
  • 農作業や雑草取りなどの手入れは本当に大変なことだと思いました。
  • 周囲の反対のなか、失敗が続いても諦めずに農薬不使用栽培に取り組み成功させた、片木さんの熱意とご苦労を目の当たりにし、商品を利用し続けることで、今後も産地を支えたいと心から思いました。
  • 安心して飲める、すっきりとした味わいの香りのいいお茶を、たくさんの方に知っていただきたいと思います。
  • 「番茶やほうじ茶は熱いお湯で、煎茶や玉露は60〜70度のお湯が美味しい。」「水出しでお茶を淹れるとカフェイン・渋み・苦味が少なくなり、まろやかなお茶になる。」「お茶にはビタミン類がたっぷり含まれていて健康にいい。」など、お茶についていろいろと学びました。

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