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JA島原雲仙(南部基幹営農センター)


取り扱い品目:大雲仙トマト

所在地:長崎県 
視察日:2019年11月21日~11月22日

産地紹介

大雲仙トマトの産地は、島原半島の南の端、普賢岳を中心とした雲仙山系とそれに連なる丘稜地帯と平野部からなります。水はけの良い傾斜畑圃場が多く、気候は年平均16℃と温暖で一部地域は無霜地帯となっています。年間降水量2000mm、年間日照時間2200時間と気候条件に恵まれています。肥沃で重たい土壌で、水やりを控えることで色が濃く、糖度の高いおいしいトマトが生産できます。
トマト部会員数 56戸、面積 21ha、出荷量 2650トン、出荷時期 12月~6月(最盛期4・5月)

圃場見学
圃場内のトマト
生産者さんとの交流会

商品の特徴

「安心・安全・おいしいトマト」づくりを基本理念として品質にこだわった栽培をされています。 [安全]への取り組みでは、化学農薬の使用回数を慣行栽培の半分以下とし、使用回数も限定し栽培履歴の記録を行い特別栽培の基準の厳守に努められています。また、ハウスには防虫ネットを設置し害虫の侵入を防いでいます。トマトの交配にはマルハナバチを利用し自然に近い栽培をされています。水やりを控えた栽培で病害対策としています。
[安心]への取り組みでは、平成17年より全圃場で長崎県特別栽培農産物の認証を受けています。また、GAPに取り組み常に適正な管理を行っています。
[おいしさ]への取り組みでは、排水がよく肥沃な土壌に有機質と優良な微生物を用いての土作りがされています。この土で水やりを控え、色と味の濃いトマト作りがされています。糖度8度程度の「ハニー8」、糖度10度程度の「特ちゃん」の高濃度トマトを生産出荷されています。

選果場内
選果場内説明
選果場入荷直後のトマト

生産者のコメント
  • 親子三代でトマトづくりをしている若い生産者も多くいます。
    組合員さんからの「美味しい!」の言葉は何よりも次へのモチベーションになりますが、残念ながら「良くなかった」といういう声も是非お伝えください。次への改善に必ずつなげていきます。
  • 今年も特別栽培の認証を受けました。指定を受けた産地として誇りを持ち、栽培方法を徹底して、一日一日よりおいしいトマトを自信の持てるトマトを栽培し、高品質なトマト作りを追求し続けていきます。

参加理事のコメント
  • 大雲仙トマトの出荷時期は11月から6月で、本格的な出荷時期が2月のため、圃場のトマトはまだ旬ではなかったのですが、トマトの匂いはみずみずしく、艶やかに生育していました。選果場に並んだトマトには、お尻の方に綺麗な「星」があり、とても美味しそうでした。今度は是非最盛期に訪問したいです。
  • 生産者がそれぞれプライドを持ってトマトを作っておられることがよくわかりました。部会長さんの小学校4年生のお孫さんが「トマト作る」と言ってくれたと喜ばれていました。
  • 生産者の熱い想いに私達もしっかりとその声に応えるべく、「ひとことカード」などで、組合員の声を上げて届けていかないといけないと思いました。また、「組合員さんの為に…」と何度もことばに出されていたのが印象的でした。その重みをしっかりと私達も受け止めていきたいです。
選果場にて皆さんと

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