大雲仙トマトの産地は、島原半島の南の端、普賢岳を中心とした雲仙山系とそれに連なる丘稜地帯と平野部からなります。水はけの良い傾斜畑圃場が多く、気候は年平均16℃と温暖で一部地域は無霜地帯となっています。年間降水量2000mm、年間日照時間2200時間と気候条件に恵まれています。肥沃で重たい土壌で、水やりを控えることで色が濃く、糖度の高いおいしいトマトが生産できます。
トマト部会員数 56戸、面積 21ha、出荷量 2650トン、出荷時期 12月~6月(最盛期4・5月)
圃場見学
圃場内のトマト
生産者さんとの交流会「安心・安全・おいしいトマト」づくりを基本理念として品質にこだわった栽培をされています。
[安全]への取り組みでは、化学農薬の使用回数を慣行栽培の半分以下とし、使用回数も限定し栽培履歴の記録を行い特別栽培の基準の厳守に努められています。また、ハウスには防虫ネットを設置し害虫の侵入を防いでいます。トマトの交配にはマルハナバチを利用し自然に近い栽培をされています。水やりを控えた栽培で病害対策としています。
[安心]への取り組みでは、平成17年より全圃場で長崎県特別栽培農産物の認証を受けています。また、GAPに取り組み常に適正な管理を行っています。
[おいしさ]への取り組みでは、排水がよく肥沃な土壌に有機質と優良な微生物を用いての土作りがされています。この土で水やりを控え、色と味の濃いトマト作りがされています。糖度8度程度の「ハニー8」、糖度10度程度の「特ちゃん」の高濃度トマトを生産出荷されています。
選果場内
選果場内説明
選果場入荷直後のトマト
選果場にて皆さんと