本文へ

たべる・たいせつ
元気に過ごすための朝ご飯

春の息吹が聞こえる季節になり新年度が始まります。そんな新しい1日を元気に過ごすためには、1日の始まりである「朝ごはん」をしっかり食べることが大事です。

朝食の大切な働き
  1. 寝起きで腹ペコ状態の「脳」にエネルギー源を与え、からだ全体を目覚めさせる。
  2. 食事することで血流を活発にし、体温を上昇させ体内のホルモンを活発に働かせる。
  3. 消化が始まり腸が刺激を受けることで、規則正しい排便習慣が身に付き便秘の予防になる。
  4. 肥満や生活習慣病の予防。(朝食を食べずに1日2食になると、からだが飢餓と感じてエネルギーがたまりやすいからだになります。また1日に必要なビタミンなどの栄養素も、2食では不足しがちになります。)

その他にも、朝食を食べている人ほど、幸福感を強く感じる傾向にあるというデータも。そんな朝ご飯を手軽に作る方法として、ワンプレートや丼ものがおすすめです。

食事バランス

「A:ごはん類(炭水化物)」「B:野菜類(ビタミンや食物繊維)」「C:卵や肉魚類(たんぱく質)」の3つが揃っているかを考えてみてください。パン(A)にレタスとスライストマト(B)をのせて、ハムとチーズ(C)をのせたら、これで3つ揃ったことになります。

春から「早寝・早起き・朝ごはん!」をモットーに、しっかり朝食を食べて元気に出かけましょう。

文:地域活動栄養士 長岡由里子さん

忙しい朝のひと工夫
  • ほうれん草やブロッコリー・インゲンなど手間のかかる野菜は、一度に茹でて冷蔵や冷凍保存に
  • 肉や魚を前日にタレや甘醤油に漬けておき朝は焼くだけに
  • 簡単で糖分やビタミンも多い果物を活用
元気に過ごすための朝ご飯
キャベツのレンチン味噌汁
料理写真

調理時間 約5分/エネルギー 54 kcal/塩分 1.6 g
※それぞれ1人前の値です

材料(1人分)

手のひらほどのキャベツ…1枚
水     …150ml
豆腐    …スプーン1すくい
味噌    …小さじ1.5
顆粒だし  …小さじ1/3
すりごま  …小さじ1/2

作り方

  1. 大きめのマグカップにキャベツを小さくちぎって入れる。
  2. すりごま以外の材料も入れて水を加え、電子レンジで2分半くらい加熱し、最後にすりごまを加えていただく。
簡単ドリア風ごはん
料理写真

調理時間 約15分/エネルギー 400 kcal/塩分 1.9 g
※それぞれ1人前の値です

材料(1人分)

ご飯     …茶わん1杯
玉ねぎ    …1/8個分
ハム     …1枚

とろけるチーズ…大さじ2
市販のカップスープの素(ポタージュ)
       …1袋
お湯  …既定の量の半量(約80ml)

作り方

  1. 玉ねぎは薄くスライスし、1分ほどレンジで加熱しておく。
  2. 深めの耐熱容器にご飯を入れ、玉ねぎと刻んだハムをのせる。
  3. お湯で濃く溶かしたカップスープを上からかけて、最後にチーズをのせ、オーブントースターで軽く焦げ目がつくまで焼く。
ページトップへ