増えています…夏太りにご注意！

ここ数年は酷暑と言われるほど夏の暑さが厳しいですが、夏ヤセならぬ「夏太り」が増えているのをご存知でしょうか？　夏は体温調整のためにたくさん汗をかきますが、汗をかいただけではカロリーを消費したことにはならず、かえって汗をかきたくないから運動不足に陥ります。また、冷房の効いた部屋と外気温差で自律神経が乱れ、代謝が落ちてしまいます。

元々夏場は体温を上げる必要が無いので代謝は低いのです。夜寝苦しくて睡眠不足になることもホルモンバランスを崩し太る原因の1つに。さらに夏バテ防止という名目で、脂肪の多い食事を摂ったり、ビールや清涼飲料水等を多く摂りカロリーオーバーになってしまいます。食事の中身を見ても、暑くて食欲が無い時にはそうめんや冷麺などの炭水化物に偏りがちに。

こういった夏太りを防いで代謝を上げるには、やはりバランスの取れた食事をすることです。麺類の場合でも、必ず卵や肉類・カニカマのようなたんぱく質をのせたり、サラダやおひたしなどの野菜を添えたりしましょう。薬味のしょうがやねぎなども体を温めて代謝を上げてくれるし、冷しゃぶに用いる豚肉に含まれるビタミンB群は、炭水化物を上手にエネルギーに変えてくれます。

それから、涼しい室内でもいいので体を動かすこと。ヨガやストレッチで自律神経のバランスを整えたり、ダンベル運動や軽い筋トレ運動も筋肉内での代謝を上げることにつながります。また簡単なシャワーだけで済まさず、時々はゆっくり湯船に浸かり、冷房で冷えた体温を上げてリラックスすることも大事ですね。

文：地域活動栄養士　長岡 由里子さん

調理時間　20 分／エネルギー　460 kcal／塩分　2.2 g
※エネルギー、塩分は1人前の値です

材料（2人分）

そうめん　　　　　…3わ（150g）
　ゆでて450g
豚もも薄切り肉　　…100g
玉ねぎ　　　　　　…1/4個
きゅうり　　　　　…1/3本
トマト中　　　　　…1/2個

しょうが　　　　　…1かけ
油　　　　　　　　…小さじ2
めんつゆ（ストレート）…100ml
すりごま　　　　　…小さじ2
青ねぎ（小口切り）…小さじ2

作り方

1. そうめんは記載通りゆでて冷水でしめ、水切りしておく。
2. 豚肉は細切り、玉ねぎは薄切り、トマトは大きめのサイコロ状に切る。きゅうりは斜め薄切りにした後太めの千切りにする。しょうがは洗って皮ごと細い千切りにする。
3. フライパンに油を熱し、豚肉としょうがを入れて炒め、半分火が通ったら玉ねぎときゅうりを入れてさらに炒める。火を止める直前にトマトとめんつゆを加えて軽く混ぜて仕上げる。
4. 器にそうめんを入れ、上から（3）をかけ、最後にすりごまと青ねぎを散らす。