寒さが厳しい季節、鍋料理の出番が増えてくると欠かせないのが「ぽん酢(ぽん酢しょう油)」。ぽん酢は柑橘類の果汁に酢酸を加えて保存できるようにしたもので、一般に鍋物などに用いる味付きのタレは「ぽん酢しょう油」といわれます。柑橘果汁に含まれるクエン酸は疲れを取り、皮には抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれ、野菜や肉・魚などの食材と一緒に食べることで、栄養バランスもよくなります。また手作りのよさは「香りが多く残ること」で、塩加減を薄味にでき、風邪をひいて味覚・嗅覚が鈍くなった時の食欲増進につながります。簡単に作れるのでぜひ手作りしてみてください。
今月号で担当最後の記事になります。15年の長きにわたり応援いただき、ありがとうございました。体だけでなく心も育ててくれる「たべるたいせつ」をこれからも忘れず、どこかでまたお会いできれば嬉しいです。
材料(できあがり 約300㎖)
しょう油 …1カップ 柑橘のしぼり汁※ …150cc ※ゆず、かぼす、すだち、レモンなど。 足りなければ酢を足してください。 柑橘の皮(白い部分は取り除く)…3cm角程度 みりん …90cc 昆布 …5×10cm位(手のひら程度) かつお節 …15g
作り方
ワンポイント