現在日本は、一次エネルギーとして最も需要のある、石油や石炭や天然ガスなどの化石燃料をほとんど海外からの輸入に頼っています。しかしこれらの化石燃料は世界中で消費量が増大しており、資源の枯渇が危惧されています。
(注.1)年数は可採年数(可採年数=確認可採埋蔵量/年生産量、ただし、ウランについては十分な在庫があることから、年生産量(5.3万トン)が年需要量(6.9万トン)を下回っている。このためウラン可採年数については確認可採埋蔵量を年間需要で除いた値とした。)
(注.2)プルトニウム利用によりウランは数倍から数十倍利用年数が増える。
出典:エネルギー白書2012, BP統計2011, URANIUM2009
エネルギー資源が少ない日本で、今注目されているエネルギーが太陽光発電です。
太陽がもつエネルギーは膨大で、仮に地球上に降り注ぐ太陽のエネルギーのすべてを1時間蓄えることができれば、その蓄えで全世界は1年間のエネルギーをすべて賄うことができるといわれています。この膨大で、しかも有効利用できていないエネルギーを活用する太陽光発電は、日本だけでなく、世界にとって深刻なエネルギー資源問題の有効な解決策の一つです。
多くの化石燃料を使用すると二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスが増加し地球温暖化をもたらしたり、大気汚染をもたらします。これらのことは生態系異常や異常気象をもたらすなど、自然や人間社会に大きな影響を及ぼしています。
太陽光発電は、枯渇の心配がある化石燃料を節約できます。また発電時に有害物質を含む排出ガスを出さないので地球環境にやさしいシステムです。住宅用ソーラー発電システムを設置すれば、家庭がクリーンな発電所になります。家庭のソーラー発電所が化石燃料の保全と二酸化炭素の排出量削減をもたらします。
太陽光発電システムを自宅に設置すると、発電した電気を使えます。また日中に発電して使用しなかった電気は、余剰電力として電力会社に売ることができます。この買取価格は、2023年度は10kw未満のシステムで10年間16円/kW(税込)10kW以上50kW未満のシステムで20年間11円(10円+消費税)[自家消費型の地域活用要件あり(自家消費率30%以上、災害時に活用可能)]が固定で適用されます。
太陽光発電システムを設置すると、屋根の上に太陽電池パネルが乗るので二重屋根の状態に近くなります。 夏は屋根の瓦が焼けるのが緩和されるので屋根裏、2階の部屋の温度が少し下がり、逆に冬は外の温度が逃げるのを防ぎ室内の熱を守るので、エアコンの効きが良くなり、部屋を快適な温度に保ちやすくなります。
太陽電池モジュールで太陽光を受けて電気をつくり、パワーコンディショナで太陽電池モジュールからの直流電力を家庭で使える交流電力に変換して住宅用分電盤に電気を送ります。発電して余った電気は自動で売ることができるのでむずかしい設定や操作の必要もなく、お使いいただけます。
京セラではオプションで、家のエネルギー状況を確認できる発電モニタやHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)機器のハウスマイルナビィ、太陽光発電でつくった電気や安い深夜電力を蓄える リチウムイオン蓄電システムなどの機器も揃えていますので、太陽光発電システムと併せて設置することも可能です。
たとえば、安い深夜電力を蓄えて昼間に使い、太陽光発電システムでつくった電気は電力会社に売る。あるいは、太陽光発電システムでつくった電気を蓄えて夜間に使う。スマートハウスは、安い深夜電力を蓄えて~使う。さらに使用エネルギー~。さらに使用エネルギーを細かく「見える化」することで、一層スマートなエコ生活が可能です。
※家庭用電気機器、住宅用分電盤、売電・買電電力量計はシステムに含まれません。
※1、昇圧ユニットは、システム構成により必要になる場合があります。
太陽光を受けて電気を発生させるパネル
太陽電池モジュールがつくった電気をまとめる
集まった電気を家庭で使える電力に変換する
集まった電気を電力会社と買電・売電する
太陽光発電でつくった電気や安い深夜電力を蓄える
お手持ちのスマートフォンやパソコンを使ってご家庭の使用エネルギーの見える化
停電時でも、日射量に応じて発電した電力を使うことができます。(自立運転機能)
※最大1,500Wまで電気を使うことができます。(日射量により異なります。)なお、お客様ご自身での切替操作が必要です。
太陽光発電システムなどの省エネ製品を購入・設置したときに補助金が出る自治体もあります。
個人用既築住宅において住宅用太陽光発電システムの設置や自立分散型エネルギーシステム等の省エネ・創エネ製品の設置をすると、下記の補助金が滋賀県から出ます。
平成24年度以降に滋賀県の補助金を受けていても、別区分であれば補助金交付が可能です。設置の施行者が滋賀県内業者(滋賀県内に本店又は事務機能のある支店等がある事業者)であること、HEMS(エネルギー管理システム)は滋賀県内の販売店で購入した未使用品であることが必要です。太陽光発電システムの設置のみの場合は対象外です。
《基本対策推進事業》
太陽光発電システムの設置(2kw以上10kw未満)
+
2万円以上のHEMS(エネルギー管理システム) |
4万円 |
---|---|
太陽光発電システムの設置+他の補助対象製品の設置 | 4万円+製品ごとの補助額(下記参照) (上限10万円) |
他の補助対象製品だけの設置 *太陽光発電システムを既に設置していることが必要(窓遮断設備を除く) |
製品ごとの補助額(下記参照) (上限10万円) |
停電時使用可能な他の補助対象製品だけの設置 *エコキュート・停電時自立運転機能付き給湯器 等 |
製品ごとの補助額(下記参照) |
高効率給湯器 エネファーム *エネファームからエネファームへの更新は対象外 | 6万円 |
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高効率給湯器 エコキュート・エコジューズ・エコウィルなど *高効率給湯器から高効率給湯器への更新は対象外 | 2万円 |
太陽熱利用システム | 2万円 |
家庭用蓄電池 | 5万円 |
V2H(ヴィークル・トゥ・ホーム) | 4万円 |
窓断熱設備 | 2万円 |
*補助対象製品、HEMS(エネルギー管理システム)には、設備要件があります。
受付期間 | 令和5年6月1日(木)~令和6年2月16日(金) |
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※受付期間の途中であっても、予算額を相当超える登録があった場合は、受付を終了することがあります。
太陽光発電システムや補助対象製品の設置工事・HEMS(エネルギー管理システム)等の購入の対象期間は、令和5年4月1日~令和6年1月31日となり、滋賀県内の販売店での購入、設置に限ります。
※滋賀県、各市町村の補助金に関しては、他にも条件などがありますので、詳細につきましてはお問い合わせください。
太陽光発電 | 10kW以上、50kW未満 | 10kW未満 |
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調達価格 | 11円(10円+税) | 16円 |
調達期間 | 20年間 | 10年間 |
令和5年度は、発電して昼間使用した分を除いた余剰分について、10kW未満の太陽光発電システムを設置すると10年間16円/kW(税込)で、10kW以上50kW未満の太陽光発電システム[自家消費型の地域活用要件あり(自家消費率30%以上、災害時に活用可能)]を設置すると20年間11円/kW(10円+税)で電力会社に売ることができます。
長浜市S様邸
京セラエコノルーツ 5.022kW設置
大津市O様邸
京セラエコノルーツアドバンス 4.639kW設置
東近江市S様邸
京セラエコノルーツ 4.464kW設置