1970年代にみかんの生産量が過剰生産となり、価格が暴落しました。その中で「生産者自らが道を切り開かなければ」と発起し、今までの「市場流通」から「産地直結」の販路を求め、生活協同組合の協力を得て産直組織を立ち上げました。1976年に24名で「有田農民組合」を設立し、その後生産者が増えて1981年に農事組合法人有田コープファームを設立しました。
コープしがとは1991年より当時の大津生協にみかんをお届けしたときからお世話になっています。私たちは組織を立ち上げた時から「安心・安全」なみかんをお届けすることを基本に取り組んできました。これからも変わらずみかん作りを続けていきたいと思っています。
いつも産直有田みかんをご利用いただきありがとうございます。
今、日本の食料自給率はカロリーベースで40%を切っています。TPPが実施さされればさらに下がり、安全が確認されない食料が輸入される恐れがあります。しかし日本全体が少子高齢化によって後継者不足で、農業を続けることが困難になっています。
私たちの願いは450年続く有田みかんを作り続けて未来に引き継ぐことです。そのために消費者と手をつなぎ、農業を通じて「食の安全」を守っていきたいと考えています。
来年で設立40年を迎えますが、ここまで続けられたのは生協組合員さんに支えて頂いたからです。毎年多くの生協組合員さんが産地交流で有田を訪れ、みかん作りを理解されるだけでなく、たくさんの勇気を与えて頂き本当に感謝しています。
暮らしの厳しい状況が続いていますが、生産者と消費者が手を取り合い、一緒に子供たちが豊かで安心して暮らせる社会を築いていきましょう。これからもよろしくお願いいたします。