守山市の新ブランド野菜「もりやまびわこパール野菜」の認知を広げるために、立命館大学 食マネジメント学部の学生さんとコープしがで「もりやまびわこパール野菜」を使った惣菜メニューの協働開発に取り組んできました。
1月22日(水)守山市役所の定例記者会見では、開発した「ブロッコリーのアヒージョ風炒め」をお披露目しました。
「食と農水」をテーマに守山市、立命館大学、JAレーク滋賀、守山商工会議所が発起人となり設立された「もりやま食のまちづくりプロジェクト」では産官学が連携して「地産地消・食育」「6次産業化」「地域ブランド開発」に取り組まれています。今回、その取り組みから生まれた「もりやまびわこパール野菜」をより知ってもらうために、プロジェクトメンバーである立命館大学と守山市との包括連携協定において農業振興に協力するコープしがが協働して、「もりやまびわこパール野菜」を使った新たな惣菜メニューの協働開発に取り組みました。
もりやまびわこパール野菜とは?
守山市内でイケチョウガイという琵琶湖固有種の真珠貝から淡水真珠「琵琶パール」が生産されています。守山市はSDGsの取り組みとして、真珠を取り出した後の真珠貝の殻を燃やして灰にして土壌改良資材として有効活用しており、その土壌で育てた農産物を『もりやまびわこパール野菜』といいます。
栽培品目:ブロッコリー、キャベツ、にんじん、小松菜、青ネギ、イチゴなど
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そして今回、立命館大学 食のマネジメント学部のゼミ生有志7名が様々な野菜を使ったメニュー開発に取り組み、試作を重ねた結果、ブロッコリーを使ったアヒージョ風炒めに決定し、コープもりやま店で期間限定で販売することとなりました。
琵琶パールの貝殻灰を利用して栽培した「もりやまびわこパール野菜」をはじめとした「もりやま食のまちづくりプロジェクト」が令和6年度農林水産省の第11回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の全国490の応募の中から優良事例30地区の取り組みに選定された。このことを励により一層の進化に努めたい。(JAレーク滋賀 北脇さん)
ゼミの活動を通じて、貝殻を再利用して野菜作りに取り組まれていることを知り、学んでいく中で惣菜開発を通じて守山市のみなさんにもっと魅力を伝えたいと思い、このプロジェクトに取り組んできました。(立命館大学 足立さん)
「ブロッコリーのアヒージョ風炒め」はブロッコリーの茎まで使用し、あますことなく美味しさを楽しんでいただけると思います。アヒージョ風にしたことで、ブロッコリーが苦手という人にでも食べやすい商品になっています。(立命館大学 勝見さん)
食材を使い切るという点でもSDGsに取り組んだ商品となっています。学生のみなさんにもコープもりやま店でのPR活動に協力してもらい、多くの市民の方に「もりやまびわこパール野菜」を知っていただけたらと思います。(コープしが店舗事業部 島田統括マネージャー補佐)
今後も協力しながら取り組みを進めていきます。
みなさま、コープもりやま店へ、ぜひお越しください。