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つくる現場から
国産素材を使った鍋の人気具材
CO・OPとりとんボール

国産肉のうま味で深みのある味わいに

お気に入りのコープ商品として必ず名前が挙がる一品。食べやすい大きさで、お弁当のおかずとしても好評です。

 そろそろお鍋が恋しくなる季節。「どんな具材を入れようか」と考えるのも楽しみのひとつです。

 CO・OPとりとんボールは、コープ商品の中でも人気の鍋の具材のひとつ。国産の鶏肉と玉ねぎ、豚肉を使った肉だんごで、ほんのりしょうゆ風味に味付けされています。冷凍した状態のまま鍋に入れるだけで食べることができ、鍋のスープを吸いつつ、鶏肉や豚肉のうま味を出してくれるので、味に深みが増し、食べ応えも充分。柔らかく、ほどよい大きさなので、小さなお子さんのファンも多いとか。

 そんな愛され商品を製造しているのが、印南養鶏農業協同組合。兵庫県明石市の西に位置する加古郡に工場があり、昭和28年から養鶏に関する事業を展開しています。

 今回は、鍋以外にも幅広く活躍してくれる、CO・OPとりとんボールを作る上でのこだわりポイントや、生産者の方々の想いを聞きに生産工場を訪ねました。

商品開発の基準はわが子にも食べさせたいかどうか

会社のロゴにも、食の安全性を大切にする想いが込められています

 印南養鶏農業協同組合は、昭和28年に養鶏事業を営む印南郡養鶏農業組合として設立。養鶏技術や経営の指導、養鶏の飼料、ひななどの購買、鶏卵の販売事業など、養鶏に関する様々な事業を展開してきました。

 そんな中、印南養鶏が常に大切にしていたのが「食の安全性」。「わが子にも食べさせたいものかどうか」を念頭に開発する加工食品や、飼料からこだわりを持って育てた鶏卵・鶏肉は高い評価を得、現在は生協や学校給食で扱う加工食品を多く製造しています。

国産の材料にこだわった加工食品

お話を伺った、印南養鶏農業協同組合食品販売部の足立好隆さん。

 「国産の材料で、鍋に使える加工肉食品を作りたい」という日本生協連からの依頼を受けて誕生したCO・OPとりとんボール。国産の鶏肉、豚肉、玉ねぎが原料の52%を占め、添加物や保存料を使っていないので、冷蔵にすることができず、冷凍の商品として販売されています。

 肉だんごは和風ベースの味付けになっているものの、アレンジしやすいようにうす味に仕上げられています。「ですが、肉のうま味はしっかり残しています」と話すのは、食品販売部の足立さん。

 鍋や煮物に入れても煮くずれせず、やわらかさもあるというバランスにもこだわり、9月から2月の鍋シーズンのピークには、1日に最大3万6000パックを製造することもあるそうです。「9月には、パッケージをすっきりしたデザインにリニューアルし、さらに柔らかい食感にしました」と足立さん。人気商品でありながら、常によりよいものを追求する、熱い想いが感じられました。

アレンジ自在でお弁当にも!

 鍋の具材としてはもちろん、そのアレンジの幅の広さでも評価が高いCO・OPとりとんボール。パッケージの裏面には、甘酢あんのレシピが紹介されていますが、利用している組合員さんからは、煮物やパスタ、シチュー、カレーライス、さらにみそ汁(!)と何にでも使えて、下ごしらえの手間もなし、と高評価。

 和風ベースですが、肉本来の味わいを大切にしているので、和洋中どんな料理にも合います。解凍せず、そのまま使える手軽さも魅力で、冷凍庫の常備品にしている人も少なくありません。

 素揚げにするだけでもおいしいですが、「以前は揚げると、色が黒っぽくなりがちで、今回のリニューアルに伴い、その点も改善しました」と、商品開発部の安原友美さん。「製造工程でも、一度プリフライ(低温で揚げる)することで、表面に熱を通してうま味を閉じ込め、中のジューシー感を出しているんですよ」。

 足立さんのおすすめのレシピは、解凍してケチャップとからめるだけでお弁当のおかずになる「ケチャップボール」。と、CO・OPとりとんボール1~2個をキャベツまたは白菜で包み、あとはおでんやトマトソース、中華ベースのスープで煮込むだけの「ロールキャベツ」。小さいのでお弁当にも入れられます。

 もし焼いて調理したい場合は、電子レンジで解凍してから焼くと、まんべんなく火を通すことができるそうです。

つくる現場で見たイイネ!ポイント

手でしっかり点検・ミキシング

材料となる肉は、まず目と手で点検しながら検品します。ひき肉にした原料肉や調味料などをミキシング。

プリフライ後、蒸し上げます

団子状にしたらプリフライ。うま味を閉じ込めてから蒸しあげます!

コンピュータースケール

加工した肉団子は急速凍結後、コンピュータースケールを通って決められた分量ごとにパッキングされます。

しっかりチェック!

コンピューターや人の目や手で、安全な食品かどうか何重にもチェックし、届けられます。

組合員さんへのメッセージ

左から商品開発部の安原友美さん、食品製造部の林伸英さん

 私たち「印南養鶏農業協同組合」は、昭和28年より鶏肉を糧として鶏と共に歩み、一貫した農協システムを基に地域社会に貢献することを無上の誇りとしてきました。

 これからもたくさんの組合員様に喜んでもらいたい、その想いを込め、日々生産活動を続けていきます。今回リニューアルの「CO・OPとりとんボール」をはじめ安全・安心の食づくりにこだわった“元気っ子”商品をよろしくお願いします。