本文へ

つくる人、たべる人
梅の香りとやさしい酸味 梅酢たこ

梅の香りとやさしい酸味 梅酢たこ

 CO・OP梅酢たこは、約20年前から取り扱っているコープのロングセラー商品。真だこ本来のおいしさと食感を、蒸し製法で引き出し、爽やかな梅酢で仕上げた味わいは、子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛されています。
 今回は、CO・OP梅酢たこを生産する川達水産株式会社を訪ね、おいしさのひみつを教えていただきました。

「産直レタス」のココがいいね!

  • 良質な原料を使用
  • こだわりの製法で真たこ本来のおいしさ
  • やわらかで爽やかな梅酢味

手がけるのは、茨城県の老舗水産加工会社

川達水産(株)の本社

 CO・OP梅酢たこを生産している川達水産(株)は、茨城県ひたちなか市にあり、海岸から500mほど離れた、海が見える高台にあります。川達水産の前身である「山川」は、江戸時代末期の創業で、現在の社長が6代目となるそうです。創業当時は水産物の行商を行っていたそうですが、前浜で獲れる水産品を加工するメーカーとして成長してきました。

 以前は、たこの加工は“ゆでる”が主流でしたが、“蒸し”製法を機械化したのは、川達水産が最初だそうです。

原料へのこだわり!

 原料となるのは、アフリカ北西部に位置するモーリタニアとモロッコ、スペインで獲れる真だこ。適度な締りと、歯切れの良さを持つ良質なたこです。原料を仕入れる際は、事前にサンプルの検品を確実に実施し、鮮度や色、サイズ、異物の混入がないか、歩留り(良質なものが占める割合)が良いかなどの項目に合格したものだけを仕入れています。

調味液へのこだわり!

(右)原料にこだわった調味液は上品な梅風味
(左)厳しい条件を満たした良質の真だこ。写真は塩もみ前

 約20年前の開発当時、ゆでだこを刺身や寿司で食べるほか、酢だこや味付けだこ(しょうゆベース)など、濃い味付けのものが主流だったようです。そのような時代に、「今後はやわらかな味が受け入れられる」という予測を立て、当時の社長を中心に、約2年間の開発期間を費やし、やわらかな酸味と爽やかな梅の香りのたこに合う調味液が完成しました。

 開発当初はなかなか販売が伸びなかったそうですが、その味を継続して生産し販売することで、今では北海道から沖縄まで、日本全国の組合員さんに梅酢たこは食されています。

製造工程へのこだわり!

塩もみされた後のたこはきれいに丸まります

スチーム加熱で蒸して、うま味と風味を閉じ込めます

 右下の工程の中で、たこの良し悪しは加熱の工程までで決まるそうです。鮮度の良い原料であることはもちろんですが、特においしさを左右するのが「股切り」から「塩もみ」の工程。「股切り」は手作業で一匹ずつすべてのたこに触れ、鮮度の確認や異物除去を同時に行う重要な部分です。そして次の「塩もみ」工程でしっかりとたこが丸まり(写真上)、良い形に整えられます。そして、たこの旨さを逃がさない「蒸し工程」(写真下)へと送られます。

 また、一般にたこの色を良くするために亜硫酸塩が使用されますが、梅酢たこは替わりにビタミンCを使用しています。商品が紫がかった色に見えるのはこのためです。

安全面へのこだわり!

 工場には、HACCPという食品製造の安全管理手法が導入されており、線密な危害管理と衛生管理が行われています。商品の細菌検査や官能検査を日々行い、より安全な商品をご家庭に提供し、安心してお食べいただける商品づくりに取り組まれています。

組合員さんへのメッセージ

川達水産(株)長谷川工場長

「おいしそう」と思っていただき、「おいしかった」と言っていただける商品づくりをしていきたいと思っています。
20年以上変わらぬ味を守りながら、安心・安全な商品づくりを心がけています。梅酢たこが食のさまざまなシーンに登場できればうれしく思います。