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つくる人、たべる人
国産合挽ミンチ

国産合挽ミンチ

 ハンバーグや餃子、チャーハン、オムレツ、麻婆豆腐と、和洋中のどんな料理にも使える万能食材・ミンチ肉。ミンチは空気に触れる表面積が大きいため傷みやすいのですが、冷凍なら保存もできて安心です。

 コープの「国産合挽ミンチ」は、国産牛と国産豚を6対4の割合でミンチにし、バラ凍結した人気商品。何と言っても、一粒ずつパラパラにほぐれ、必要量だけ無駄なく使える便利さが魅力です。

開発のきっかけ

「国産合挽ミンチ」のココがいいね!

  • 欲しい分だけ使える
  • ストックしておける
  • 冷凍のままでも使えて便利

 作っているのは、株式会社シガフードプロダクツ。1993年に、4つの生協が合併してコープしがが発足した際、食肉加工の製造工場として設立されました。当時、生協以外で肉の冷凍流通と販売を手掛ける会社は少なかったため、この特徴的な凍結ミンチを目玉のひとつとして扱い始めたのです。すると、その使い勝手の良さとおいしさで、瞬く間にヒット商品に。共同購入でも人気となり、最盛期は1日に2千パックを製造しています。

 「商品を開発する上で一番苦労したのは、ハード面ですね」と話すのは、元生協の職員であり、同社の事業企画フロアのマネージャーである中川清さん。バラ凍結の作業は、冷凍の原材料を冷凍のままミンチにし、いったん冷凍庫で保管したあと、急速凍結します。しかし、冷凍食品加工に多く使われているトンネルフリーザー(※)は、広いスペースが必要でコストもかかることから断念。中川さんたちは、岡山県で他生協のバラ凍結ミンチを作っていた(株)イサミの工場を見学し、そこで使われていたドラム缶タイプの機械を試すことにしました。「ドラム缶タイプはかき混ぜながら凍結していくものです。労力はかかりますがスペースが省けるので、200坪の作業スペースしかないうちにぴったりでした」。(株)イサミで2週間の研修も実施し、無事に操業できるようになったのです。

※ベルトコンベアの入口から出口までをトンネルのように覆い、その中で製品を冷凍する機械

シガフードプロダクツとは?

 コープしがの子会社である(株)シガフードプロダクツは、甲賀市甲南町にあります。田んぼや畑など、周囲に自然が残る立地でありながら、新名神高速道路の甲南インターチェンジからすぐと、流通の面でも便利な場所にあります。

 「より豊かな食生活 食文化を提案する感動創造企業」を理念とし、生産者が明確で、安全・安心できる牛・豚を中心に扱っています。卸や仲買を省き、産直生産者から加工、消費まで一元的に統括していることが最大の特徴。肉の鮮度を保ちながら、低価格を実現しています。コープしがとコープきんきの商品をメインで取り扱うほか、北陸や愛知の生協にも供給しています。

原料へのこだわり

 原料の牛肉も豚肉も、コープきんき、あるいは独自で仕入れた、信頼できる国産の原料肉です。また約1割は、シガフードプロダクツが扱うほかの加工品の端肉を使用しています。もちろん、ミンチにしかできないような粗悪な肉は使用していませんし、増量材として脂身を加えるような事もしていません。

 牛と豚は6対4の“黄金比率”。豚肉は脂身が美味しいウデ肉と、赤み比率が高いスネ肉を1対1で配合し、全体の脂身のバランスを調整しています。

製造時のこだわり

原料を粉砕・混合し、まずは9㎜まで粗挽。そこから再び3㎜まで細挽し、製品の形にします。

凍結に粉末のドライアイスを使用するのは、急速冷凍するため。ここでパラパラのミンチができ上がります。

 凍った原料肉を粉砕してから挽き、機械を通った際の熱を取るために、いったん冷凍庫に保管。その後、ドラム缶型のフリーザーで凍結し、完全なバラ凍結の状態にします。冷凍庫の中で自動計量と包装を行い、金属探知機で検品してから出荷します。原料を包装しているフィルム材の混入を確実に防ぐため、目視と点検作業表の記録を義務付けています。


国産合挽ミンチ(バラ凍結)Q&A

Q1 再冷凍はできませんか? またその理由は?

A おすすめできません。ミンチは一粒の表面積が大きいため、空気に触れると菌が増えてしまいます。また、再冷凍後に解凍すると必ずドリップが出て、味が落ちます。どうしても再冷凍するなら、成形・調理して火を通してからがおすすめです。

Q2 冷凍過程で栄養素が壊れていませんか?

A 栄養素は壊れません。家庭の冷凍庫では、生肉を凍結すると肉の繊維を壊すため、ドリップが出て質が落ちてしまいますが、「国産合挽ミンチ」は原料から急速冷凍しているのでおいしく食べることができます。

Q3 チャックシールにしてほしいのですが。

A 当工場では、チャックシールの製品は手作業で袋詰めしています。ミンチ材は手の体温で溶けてしまうので、使用していません。

Q4 赤身だけのミンチが欲しいです。

A 赤身だけだとパサパサしてしまうので商品化していません。「国産合挽ミンチ」は、おいしさを追求して、牛の赤身と豚の脂身をマッチングしています。ぜひご利用ください。

組合員さんへのメッセージ

ミンチ製造リーダー 杉本 仁さん

社内の品質管理委員会を毎月開き、品質衛生管理の向上に努めています。安心してお召し上がりください!