フードロスとは、食べるためにつくられた食料が、まだ食べられるにも関わらず、様々な理由から失われたり捨てられたりしてしまうことを言います。世界中で飢えに苦しんでいる人がいる一方、年間で作られる食料の約3分の1が廃棄されています。このうち4分の1でも活用できるなら、飢えで苦しんでいる人全員が助かることになります。
農場で、豊作のために捨てられる作物、また店舗での売れ残りやレストランでの仕込みの無駄などの理由もありますが、日本での廃棄量の約半分(302万トン)が「家庭で発生する」と言われ、その中の多くが、
●買い過ぎや期限切れなどの食品管理によるもの
●調理の際に食べられる部分を捨てている
●食べ残しによるもの
です。これらを減らすことは、環境の面だけでなく家計の面にとってもメリットがあります。私たちにできることは、まず
買い物の時には、形の悪いものを買いたがらない・容器が少し汚れていたら買わない・棚の奥から引っ張り出して買うなどの消費行動や、レストランのビュッフェで食べ残すなども要因になります。
冷蔵庫の断捨離も兼ねて、「もったいない」の精神を今一度思い返し「食べること」を考えてみましょう。