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たべる・たいせつ
朝食のパワーってすごい?

 桜の花も咲き、新社会人になって働き始める人たちや新しい学校に通い始める子どもたちなど、生活のリズムも変化する年度替わりですが、1日の始まりである「朝食」をしっかり食べないと、職場や学校でベストをつくせなかったり、体調不良の要因になります。

 朝食の大事な働きとして①寝起きで腹ペコ状態の「脳」にエネルギー源を与えること。脳が働かないと体全体が目覚めません。②体温を上昇させること。食事によって消化がはじまり血流が活発になり、体温が上昇し体内のホルモンが活発に働きだすことができます。③快便・便秘の予防。腸が刺激を受けて、規則正しい排便習慣が身に付きます。④肥満や生活習慣病の予防。ダイエット目的や、夜遅くまで食事や間食することで朝食が食べられなかったりして1日2食になると、からだが飢餓と感じてエネルギーがたまりやすいからだになります。また1日に必要なビタミンなどの栄養素も、2食では不足しがちになります。

 そのほかにも、朝食を食べている人ほど、幸福感が強いと感じる傾向にあるというデータもあります。朝食の内容はいろいろありますがおすすめは「ご飯」。粒状でよく噛んで食べるから、頭に刺激を与え働きを良くするといわれます。また粒状でゆっくり消化されることにより、分解されたブドウ糖を取り込むインスリンがゆっくり長く分泌されるので、腹もちがよいといわれています。まずはご飯・野菜たっぷりみそ汁・タンパク質のもの(卵焼きなど)の3皿を基本に。またレトルトやインスタントスープにご飯を入れてリゾット風にするなどワンプレートや丼ものでもOK。前日夕食時に野菜の下処理を一緒にしたり、肉や魚を前日にタレに漬けておき朝は焼くだけにする等の工夫を。

 春からは「早寝・早起き・朝ごはん!」をモットーにし、夜遅い時の食事は軽めにし、子どもたちも早寝の習慣をつけ、早起きしてしっかり朝食を食べて出かけましょう。

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