本格的な冬を迎え、これからますます寒さが厳しくなってきますが、手足が冷たい・体が冷えるなどの症状はつらいものですね。
人は食事を摂ることで体温が上がり、エネルギーの代謝が機能し、筋肉で熱の生産が行われますが、これらがうまくいかないと、寒さを感じやすくなります。
血流が悪くなると、足や手などの末端まで温かい血が回らなくなり冷えの原因に。そのほかでは、貧血(血液量が少ない)・低血圧(末端まで流れない)・動脈硬化(血流が悪い)などの原因もあります。いずれにしても手足の先だけを温めても根本的な対策にはならず、体の中から温めて血流をよくすることが必要です。
かぶ・かぼちゃ・じゃがいもなど糖質の多いもの
しょうが〈ジンゲロール〉、とうがらし〈カプサイシン〉、シナモンやカレー粉などのスパイス類、豚肉〈ビタミンB1〉
魚類・肉類・大豆製品などの良質のたんぱく質は、しっかり食べてほしいですね。
ニラ・ねぎ・玉ねぎ・にんにく〈硫化アリル〉
アブラナ科の野菜〈ブロッコリー・小松菜・大根・キャベツ〉、鮭〈アスタキサンチン〉、青魚〈DHA/EPA〉、ココア〈テオブロミン〉
かぼちゃ・アボカド・ごま・ナッツ類〈ビタミンE〉、にんじん〈カロテン〉なども冷えには効果が期待されます。
それから食事だけでなく生活面でも、朝食をしっかり食べて内臓を動かし、代謝機能を高めて体温を上昇させるようにするなど、筋肉を作るための「運動」を心がけ、寒いからと家の中に閉じこもらず、ストレスを溜めない規則正しい生活を心がけましょう。